(1) 直線 $x=4$ を軸とし、2点 $(2, -3)$, $(-2, 13)$ を通る放物線をグラフにもつ2次関数を求めよ。 (2) 3点 $(1, -5)$, $(2, -4)$, $(-1, 5)$ を通る放物線をグラフにもつ2次関数を求めよ。

代数学二次関数放物線グラフ連立方程式
2025/7/27

1. 問題の内容

(1) 直線 x=4x=4 を軸とし、2点 (2,3)(2, -3), (2,13)(-2, 13) を通る放物線をグラフにもつ2次関数を求めよ。
(2) 3点 (1,5)(1, -5), (2,4)(2, -4), (1,5)(-1, 5) を通る放物線をグラフにもつ2次関数を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 軸が x=4x=4 なので、求める2次関数は y=a(x4)2+qy = a(x-4)^2 + q と表せる。
この放物線が2点 (2,3)(2, -3), (2,13)(-2, 13) を通るので、それぞれの点を代入して、
3=a(24)2+q-3 = a(2-4)^2 + q
13=a(24)2+q13 = a(-2-4)^2 + q
つまり、
3=4a+q-3 = 4a + q
13=36a+q13 = 36a + q
この2つの式を連立して解く。2つ目の式から1つ目の式を引くと、
13(3)=(36a+q)(4a+q)13 - (-3) = (36a + q) - (4a + q)
16=32a16 = 32a
a=1632=12a = \frac{16}{32} = \frac{1}{2}
これを 3=4a+q-3 = 4a + q に代入すると、
3=412+q-3 = 4 \cdot \frac{1}{2} + q
3=2+q-3 = 2 + q
q=5q = -5
よって、求める2次関数は y=12(x4)25y = \frac{1}{2}(x-4)^2 - 5
(2) 求める2次関数を y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c とおく。
この放物線が3点 (1,5)(1, -5), (2,4)(2, -4), (1,5)(-1, 5) を通るので、それぞれの点を代入して、
5=a(1)2+b(1)+c-5 = a(1)^2 + b(1) + c
4=a(2)2+b(2)+c-4 = a(2)^2 + b(2) + c
5=a(1)2+b(1)+c5 = a(-1)^2 + b(-1) + c
つまり、
a+b+c=5a + b + c = -5
4a+2b+c=44a + 2b + c = -4
ab+c=5a - b + c = 5
この3つの式を連立して解く。
1つ目の式と3つ目の式を足すと、
(a+b+c)+(ab+c)=5+5(a + b + c) + (a - b + c) = -5 + 5
2a+2c=02a + 2c = 0
a=ca = -c
これを1つ目の式と2つ目の式に代入すると、
c+b+c=5-c + b + c = -5
4(c)+2b+c=44(-c) + 2b + c = -4
b=5b = -5
3c+2b=4-3c + 2b = -4
3c+2(5)=4-3c + 2(-5) = -4
3c10=4-3c - 10 = -4
3c=6-3c = 6
c=2c = -2
a=c=2a = -c = 2
よって、求める2次関数は y=2x25x2y = 2x^2 - 5x - 2

3. 最終的な答え

(1) y=12(x4)25y = \frac{1}{2}(x-4)^2 - 5
(2) y=2x25x2y = 2x^2 - 5x - 2

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