$\lim_{x \to 0} \frac{x}{\tan^{-1}(2x)}$ を求める問題です。

解析学極限関数tan微分
2025/7/27

1. 問題の内容

limx0xtan1(2x)\lim_{x \to 0} \frac{x}{\tan^{-1}(2x)} を求める問題です。

2. 解き方の手順

与えられた極限を計算するために、変数変換を行います。
まず、tan1(2x)=θ\tan^{-1}(2x) = \theta とおきます。
このとき、2x=tanθ2x = \tan \theta より、x=12tanθx = \frac{1}{2} \tan \theta となります。
また、x0x \to 0 のとき、θ0\theta \to 0 となります。
したがって、与えられた極限は、
\lim_{x \to 0} \frac{x}{\tan^{-1}(2x)} = \lim_{\theta \to 0} \frac{\frac{1}{2} \tan \theta}{\theta} = \frac{1}{2} \lim_{\theta \to 0} \frac{\tan \theta}{\theta}
limθ0tanθθ=1\lim_{\theta \to 0} \frac{\tan \theta}{\theta} = 1 であるので、
\frac{1}{2} \lim_{\theta \to 0} \frac{\tan \theta}{\theta} = \frac{1}{2} \cdot 1 = \frac{1}{2}
となります。

3. 最終的な答え

12\frac{1}{2}

「解析学」の関連問題

関数 $f(x, y) = x^3 + x^2 - 6xy^2$ の極値をヘッセ行列を用いて求めます。

多変数関数極値偏微分ヘッセ行列
2025/7/30

与えられた集合について、上に有界であれば上限を、下に有界であれば下限を答える問題です。ただし、$a$ と $b$ は実数で、$a < b$ とします。与えられた集合は以下の通りです。 (1) 閉区間 ...

上限下限有界関数最大値放物線三次関数
2025/7/30

2変数関数 $f(x, y) = \frac{xy^2}{2x^2 + y^2}$ の $(x, y) \to (0, 0)$ における極限を求める問題です。

多変数関数極限極座標変換
2025/7/30

問題は、関数 $f(x) = e^x$ について、以下の2つの問いに答えるものです。 (1) $f(x)$ の3次のマクローリン展開を求める。 (2) (1)で求めたマクローリン展開を用いて、$e^{...

マクローリン展開指数関数近似値微分
2025/7/30

(1) $y = \log_4 x$ のグラフを描き、$y = 4^x$ との位置関係を述べる。 (2) $y = \log_{\frac{1}{4}} x$ のグラフを描く。

対数関数グラフ逆関数
2025/7/30

2変数関数 $f(x, y) = \frac{xy^2}{2x^2 + y^2}$ の、$(x, y) \to (0, 0)$ における極限値を求めよ。

多変数関数極限極座標変換
2025/7/30

与えられた問題は、広義積分 $\int_{0}^{\infty} x^2 e^{-6x} dx$ の値を求めることです。

広義積分部分積分指数関数
2025/7/30

曲面 $z = \sin(\pi x) \cos(\pi y)$ 上の点 $(\frac{1}{6}, \frac{1}{3}, \frac{1}{4})$ における接平面の方程式を求める問題です。

偏微分接平面多変数関数
2025/7/30

関数 $y = \frac{\sin x}{\sin x + \cos x}$ を微分してください。

微分三角関数商の微分公式
2025/7/30

関数 $y = \frac{x}{\tan x}$ を微分せよ。

微分三角関数商の微分
2025/7/30