直角三角形から扇形を取り除いた図形を、直線λを軸として回転させてできる立体の体積を求める問題です。

幾何学体積回転体円錐円柱扇形
2025/3/11

1. 問題の内容

直角三角形から扇形を取り除いた図形を、直線λを軸として回転させてできる立体の体積を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、直角三角形を回転させたときにできる円錐の体積を求めます。
次に、扇形を回転させたときにできる立体の体積を求めます。
最後に、円錐の体積から扇形を回転させた立体の体積を引きます。
- 円錐の体積
底面の半径は6cm、高さは10cmなので、円錐の体積V1V_1は、
V1=13πr2h=13π(62)(10)=13π(36)(10)=120πV_1 = \frac{1}{3} \pi r^2 h = \frac{1}{3} \pi (6^2) (10) = \frac{1}{3} \pi (36)(10) = 120 \pi [cm³]
- 扇形を回転させた立体の体積
扇形を回転させた立体は、半径3cm、高さ6cmの円柱から、半径3cm、高さ3cmの円柱の半分を取り除いたものとなります。
半径3cm、高さ6cmの円柱の体積VAV_Aは、
VA=πr2h=π(32)(6)=π(9)(6)=54πV_A = \pi r^2 h = \pi (3^2) (6) = \pi (9)(6) = 54 \pi [cm³]
半径3cm、高さ3cmの円柱の体積VBV_Bは、
VB=πr2h=π(32)(3)=π(9)(3)=27πV_B = \pi r^2 h = \pi (3^2) (3) = \pi (9)(3) = 27 \pi [cm³]
扇形を回転させた立体の体積V2V_2は、
V2=VA12VB=54π12(27π)=54π13.5π=40.5πV_2 = V_A - \frac{1}{2}V_B = 54 \pi - \frac{1}{2}(27\pi) = 54 \pi - 13.5\pi = 40.5 \pi [cm³]
- 求める立体の体積
V=V1V2=120π40.5π=79.5πV = V_1 - V_2 = 120 \pi - 40.5 \pi = 79.5 \pi [cm³]

3. 最終的な答え

79.5π79.5 \pi cm³

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