点 A(3, 0) と点 B(0, 9) を通る直線 $l$ がある。 (1) 直線 $l$ の式を求める。 (2) 点 P から x 軸に下ろした垂線と x 軸の交点を Q、点 P から y 軸に下ろした垂線と y 軸の交点を R とする。四角形 PQOR が正方形になるときの点 P の座標を 2 つ求める。

幾何学直線座標平面正方形方程式
2025/7/28

1. 問題の内容

点 A(3, 0) と点 B(0, 9) を通る直線 ll がある。
(1) 直線 ll の式を求める。
(2) 点 P から x 軸に下ろした垂線と x 軸の交点を Q、点 P から y 軸に下ろした垂線と y 軸の交点を R とする。四角形 PQOR が正方形になるときの点 P の座標を 2 つ求める。

2. 解き方の手順

(1) 直線 ll の式を求める。
直線 ll は、2点 A(3, 0) と B(0, 9) を通る。
直線の式を y=ax+by = ax + b とすると、
点 A(3, 0) を通ることから、0=3a+b0 = 3a + b
点 B(0, 9) を通ることから、9=0a+b9 = 0a + b よって b=9b = 9
0=3a+90 = 3a + 9 より 3a=93a = -9 よって a=3a = -3
したがって、直線 ll の式は y=3x+9y = -3x + 9
(2) 四角形 PQOR が正方形になるときの点 P の座標を求める。
点 P は直線 ll 上の点であるから、点 P の座標を (t,3t+9)(t, -3t + 9) とおく。
ただし、Pは線分AB上にあるので、0t30 \le t \le 3 である。
PQOR が正方形であるとき、PQ=OQPQ = OQ であるから、
3t+9=t-3t + 9 = t
4t=94t = 9
t=94t = \frac{9}{4}
したがって、点 P の座標は (94,3×94+9)=(94,94)(\frac{9}{4}, -3 \times \frac{9}{4} + 9) = (\frac{9}{4}, \frac{9}{4})
PQORが正方形のとき、座標は全て正である必要はない。
点Pが直線l上を動くとき、PQORが正方形になる条件はOQ=OROQ = ORより、t=3t+9t = -3t+9または、t=(3t+9)t = -(-3t+9)
t=3t+9t = -3t+9はすでに解いたので、t=(3t+9)=3t9t = -(-3t+9) = 3t -9のときを考える。
このとき、2t=92t = 9より、t=92t=\frac{9}{2}
このとき、点Pのy座標は3×92+9=272+182=92-3 \times \frac{9}{2} + 9 = -\frac{27}{2} + \frac{18}{2} = -\frac{9}{2}
したがって、点Pの座標は(92,92)(\frac{9}{2}, -\frac{9}{2})

3. 最終的な答え

(1) y=3x+9y = -3x + 9
(2) (94,94)(\frac{9}{4}, \frac{9}{4}), (92,92)(\frac{9}{2}, -\frac{9}{2})

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