正弦関数 $y = \sin x$ の逆関数を求め、そのグラフを描く。

解析学逆関数正弦関数逆正弦関数グラフ定義域値域
2025/7/28

1. 問題の内容

正弦関数 y=sinxy = \sin x の逆関数を求め、そのグラフを描く。

2. 解き方の手順

まず、y=sinxy = \sin x の逆関数を求める。逆関数を求めるには、xxyy を入れ替える。
x=sinyx = \sin y
次に、yy について解く。この場合、yyxx の逆正弦関数となる。
y=arcsinxy = \arcsin x
または
y=sin1xy = \sin^{-1} x
ただし、sinx\sin x は全範囲で単調増加ではないため、逆関数を定義するには範囲を制限する必要がある。一般的に、逆正弦関数は定義域を π2yπ2-\frac{\pi}{2} \leq y \leq \frac{\pi}{2} と定義する。したがって、逆関数の定義域は 1x1-1 \leq x \leq 1 となる。
グラフは、通常、y=sinxy = \sin x のグラフを直線 y=xy = x に関して反転させることで得られる。定義域に注意しながらグラフを描く。逆正弦関数 y=arcsinxy = \arcsin x のグラフは、定義域 1x1-1 \leq x \leq 1 の範囲で、x=0x = 0 のとき y=0y = 0x=1x = 1 のとき y=π2y = \frac{\pi}{2}x=1x = -1 のとき y=π2y = -\frac{\pi}{2} を通る滑らかな曲線になる。

3. 最終的な答え

逆関数: y=arcsinxy = \arcsin x または y=sin1xy = \sin^{-1} x (定義域: 1x1-1 \leq x \leq 1, 値域: π2yπ2-\frac{\pi}{2} \leq y \leq \frac{\pi}{2})
(グラフは省略。グラフを描く際は、上記の定義域と値域に注意して、滑らかな曲線を描いてください。)

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