学校からA地点、B地点を経由して目的地までバスで行った。全体の道のりは100kmである。学校を午前9時に出発し、A地点まで時速50km、A地点からB地点まで時速90km、B地点から目的地まで時速45kmで走行したところ、午前10時30分に到着した。A地点からB地点までを走行した時間は、全体でかかった時間の4/9倍であった。学校からA地点までの距離を$x$ km、B地点から目的地までの距離を$y$ kmとするとき、$x$と$y$の値を求める。

代数学連立方程式文章問題速度距離時間
2025/7/28

1. 問題の内容

学校からA地点、B地点を経由して目的地までバスで行った。全体の道のりは100kmである。学校を午前9時に出発し、A地点まで時速50km、A地点からB地点まで時速90km、B地点から目的地まで時速45kmで走行したところ、午前10時30分に到着した。A地点からB地点までを走行した時間は、全体でかかった時間の4/9倍であった。学校からA地点までの距離をxx km、B地点から目的地までの距離をyy kmとするとき、xxyyの値を求める。

2. 解き方の手順

(1) 全体の道のりに関する式を立てる。
全体の道のりは100kmなので、A地点からB地点までの距離をzz kmとすると、
x+z+y=100x + z + y = 100
(2) 全体にかかった時間に関する式を立てる。
学校を午前9時に出発し、午前10時30分に到着したので、全体で1時間30分(= 3/2時間)かかった。
学校からA地点までにかかった時間はx/50x/50時間、A地点からB地点までにかかった時間はz/90z/90時間、B地点から目的地までにかかった時間はy/45y/45時間なので、
x50+z90+y45=32\frac{x}{50} + \frac{z}{90} + \frac{y}{45} = \frac{3}{2}
(3) A地点からB地点までを走行した時間に関する式を立てる。
A地点からB地点までを走行した時間は、全体でかかった時間の4/9倍なので、
z90=4932=23\frac{z}{90} = \frac{4}{9} \cdot \frac{3}{2} = \frac{2}{3}
よって、z=9023=60z = 90 \cdot \frac{2}{3} = 60
(4) 上記(1)と(2)の式に、z=60z=60を代入して、xxyyについての連立方程式を立てる。
x+60+y=100x + 60 + y = 100
x50+6090+y45=32\frac{x}{50} + \frac{60}{90} + \frac{y}{45} = \frac{3}{2}
上記の式を整理すると、
x+y=40x + y = 40
x50+23+y45=32\frac{x}{50} + \frac{2}{3} + \frac{y}{45} = \frac{3}{2}
x50+y45=3223=946=56\frac{x}{50} + \frac{y}{45} = \frac{3}{2} - \frac{2}{3} = \frac{9 - 4}{6} = \frac{5}{6}
9x+10y450=56\frac{9x + 10y}{450} = \frac{5}{6}
9x+10y=56450=575=3759x + 10y = \frac{5}{6} \cdot 450 = 5 \cdot 75 = 375
x+y=40x + y = 40より、y=40xy = 40 - x
9x+10(40x)=3759x + 10(40 - x) = 375
9x+40010x=3759x + 400 - 10x = 375
x=25-x = -25
x=25x = 25
y=40x=4025=15y = 40 - x = 40 - 25 = 15

3. 最終的な答え

x=25x = 25
y=15y = 15

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