写像 $f: \mathbb{R} \to \mathbb{R}$ を $f(x) = x^2$ で定める。また、$S_1 = \{x \in \mathbb{R} \mid x \leq 0\}$ と定める。このとき、$f(S_1^c)$ を求めよ。ここで、$S_1^c$ は $S_1$ の補集合を表す。

解析学写像集合関数の像補集合
2025/7/29

1. 問題の内容

写像 f:RRf: \mathbb{R} \to \mathbb{R}f(x)=x2f(x) = x^2 で定める。また、S1={xRx0}S_1 = \{x \in \mathbb{R} \mid x \leq 0\} と定める。このとき、f(S1c)f(S_1^c) を求めよ。ここで、S1cS_1^cS1S_1 の補集合を表す。

2. 解き方の手順

まず、S1S_1 の補集合 S1cS_1^c を求める。
S1={xRx0}S_1 = \{x \in \mathbb{R} \mid x \leq 0\} であるから、S1c={xRx>0}S_1^c = \{x \in \mathbb{R} \mid x > 0\} である。
次に、f(S1c)f(S_1^c) を求める。これは、S1cS_1^c の各要素を f(x)=x2f(x) = x^2 で写した像の集合である。
S1c={xRx>0}S_1^c = \{x \in \mathbb{R} \mid x > 0\} なので、f(S1c)={f(x)x>0}={x2x>0}f(S_1^c) = \{f(x) \mid x > 0\} = \{x^2 \mid x > 0\} となる。
x>0x > 0 ならば、x2>0x^2 > 0 である。したがって、f(S1c)={yRy>0}f(S_1^c) = \{y \in \mathbb{R} \mid y > 0\} となる。

3. 最終的な答え

正解: f(S1c)={yRy>0}f(S_1^c) = \{y \in \mathbb{R} \mid y > 0\}
その理由:
S1c={xRx>0}S_1^c = \{x \in \mathbb{R} \mid x > 0\} であり、f(x)=x2f(x) = x^2 であるから、f(S1c)={x2x>0}={yRy>0}f(S_1^c) = \{x^2 \mid x > 0\} = \{y \in \mathbb{R} \mid y > 0\} となる。

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