$x$ が $a$ から $b$ まで変化するとき、関数 $y = x^2 + 2x - 1$ の平均変化率を求めよ。

代数学二次関数平均変化率因数分解
2025/7/29

1. 問題の内容

xxaa から bb まで変化するとき、関数 y=x2+2x1y = x^2 + 2x - 1 の平均変化率を求めよ。

2. 解き方の手順

平均変化率は、yの増加量xの増加量\frac{yの増加量}{xの増加量} で求められます。
まず、xxaa のときの yy の値を求めます。
y(a)=a2+2a1y(a) = a^2 + 2a - 1
次に、xxbb のときの yy の値を求めます。
y(b)=b2+2b1y(b) = b^2 + 2b - 1
xx の増加量は bab - a です。
yy の増加量は y(b)y(a)=(b2+2b1)(a2+2a1)=b2+2b1a22a+1=b2a2+2b2ay(b) - y(a) = (b^2 + 2b - 1) - (a^2 + 2a - 1) = b^2 + 2b - 1 - a^2 - 2a + 1 = b^2 - a^2 + 2b - 2a です。
したがって、平均変化率は次のようになります。
y(b)y(a)ba=b2a2+2b2aba\frac{y(b) - y(a)}{b - a} = \frac{b^2 - a^2 + 2b - 2a}{b - a}
b2a2b^2 - a^2 を因数分解すると (ba)(b+a)(b - a)(b + a) となります。
2b2a2b - 2a を因数分解すると 2(ba)2(b - a) となります。
よって、平均変化率は次のようになります。
(ba)(b+a)+2(ba)ba=(ba)(b+a+2)ba\frac{(b - a)(b + a) + 2(b - a)}{b - a} = \frac{(b - a)(b + a + 2)}{b - a}
bab - a で約分すると、平均変化率は b+a+2b + a + 2 となります。

3. 最終的な答え

a+b+2a + b + 2

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