この3次方程式の実数解の個数を求めるためには、微分を使って関数の増減を調べ、グラフを描いてx軸との交点の数を調べます。
まず、f(x)=x3−6x+3 とおきます。 次に、f(x) の導関数 f′(x) を求めます。 f′(x)=3x2−6 f′(x)=0 となる x を求めます。 3x2−6=0 x=±2 したがって、x=2 と x=−2 が極値を与える点です。 次に、増減表を作成します。
x<−2 のとき、f′(x)>0 (増加) x=−2 のとき、f′(x)=0 −2<x<2 のとき、f′(x)<0 (減少) x=2 のとき、f′(x)=0 x>2 のとき、f′(x)>0 (増加) f(−2)=(−2)3−6(−2)+3=−22+62+3=42+3>0 f(2)=(2)3−6(2)+3=22−62+3=−42+3<0 f(−2)>0 であり、f(2)<0 であることから、x3−6x+3=0 は3つの実数解を持つことがわかります。 f(−3)=(−3)3−6(−3)+3=−27+18+3=−6<0 f(0)=3>0 f(2)=23−6(2)+3=8−12+3=−1<0 f(3)=33−6(3)+3=27−18+3=12>0 実数解は-3と0の間、0と2の間、2と3の間に存在します。