4次方程式 $x^4 - 8x^2 + k = 0$ が異なる4つの実数解を持つような $k$ の値の範囲を求める。

代数学4次方程式二次方程式判別式解の公式解と係数の関係
2025/7/29

1. 問題の内容

4次方程式 x48x2+k=0x^4 - 8x^2 + k = 0 が異なる4つの実数解を持つような kk の値の範囲を求める。

2. 解き方の手順

与えられた4次方程式を、t=x2t = x^2 と置いて、tt に関する2次方程式に変換する。
t=x2t = x^2 なので、xx が異なる4つの実数解を持つためには、tt に関する2次方程式が異なる2つの正の解を持つ必要がある。
x48x2+k=0x^4 - 8x^2 + k = 0
t=x2t = x^2 と置くと、t28t+k=0t^2 - 8t + k = 0 となる。
この2次方程式が異なる2つの正の解を持つ条件は以下の通りである。
(1) 判別式 D>0D > 0
(2) 2つの解の和 >0> 0
(3) 2つの解の積 >0> 0
(1) 判別式 D>0D > 0 について
D=(8)24(1)(k)=644k>0D = (-8)^2 - 4(1)(k) = 64 - 4k > 0
4k<644k < 64
k<16k < 16
(2) 2つの解の和 >0> 0 について
解と係数の関係より、2つの解の和は 88 である。
8>08 > 0 となり、これは常に成り立つ。
(3) 2つの解の積 >0> 0 について
解と係数の関係より、2つの解の積は kk である。
k>0k > 0
したがって、(1), (2), (3) より、0<k<160 < k < 16 が求める kk の範囲である。

3. 最終的な答え

0<k<160 < k < 16

「代数学」の関連問題

与えられた連立一次方程式を解き、$x_1, x_2, x_3, x_4, x_5$ を求めます。与えられた方程式は、行列とベクトルを用いて次のように表されます。 $\begin{bmatrix} 1 ...

線形代数連立一次方程式行列簡約化自由変数
2025/8/1

方程式 $|x^2 - x - 6| = 2x$ について、以下の小問に答える。 (1) $x^2 - x - 6$ の値が負になる $x$ の範囲を求める。 (2) (1)で求めた範囲において、$|...

絶対値二次方程式解の公式二次不等式
2025/8/1

問題は3つのパートに分かれています。 (1) 数が有理数か無理数かを判定する問題。 (2) 空欄に当てはまる言葉を選ぶ問題。 (3) 連立一次方程式を解く問題。

有理数無理数連立方程式必要条件十分条件
2025/8/1

与えられた式 $x^2 + xy - 2x - 4y - 8$ を因数分解し、$(x - \text{ク})(x + y + \text{ケ})$ の形にすることを求められています。

因数分解二次式
2025/8/1

与えられた式 $ab - 5a + 4b - 20$ を因数分解し、 $(a + \text{カ})(b - \text{キ})$ の形にする問題です。

因数分解式の展開共通因数
2025/8/1

問題は以下の通りです。 問1: 円周率、$\sqrt{\frac{9}{4}}$、ネイピア数のそれぞれが有理数か無理数か答える。 問2: 空欄を適切な語句で埋める。 問3: 連立一次方程式を解く。 問...

無理数有理数連立一次方程式絶対値方程式
2025/8/1

与えられた連立一次方程式を行列で表し、その解 $x_1, x_2, x_3, x_4, x_5$ を求める問題です。与えられた方程式は以下の通りです。 $\begin{bmatrix} 1 & -2 ...

線形代数連立一次方程式行列行基本変形解の存在
2025/8/1

与えられた式 $x^4 - 2x^2 - 8$ を因数分解し、$(x^2 + \boxed{ウ})(x + \boxed{エ})(x - \boxed{オ})$ の形に表す問題です。

因数分解二次方程式代数式
2025/8/1

与えられた式 $(x-y)^2 + 2(x-y) - 15$ を因数分解し、 $(x-y - \text{ア})(x-y + \text{イ})$ の形で表すときの $\text{ア}$ と $\te...

因数分解二次式式の展開
2025/8/1

与えられた式 $x^2 + xy + x + 3y - 6$ を因数分解し、$(x + ク)(x + y - ケ)$ の形式で表すときの、クとケに入る数を求めます。

因数分解二次式式の展開
2025/8/1