与えられた式 $x^2 + xy + x + 3y - 6$ を因数分解し、$(x + ク)(x + y - ケ)$ の形式で表すときの、クとケに入る数を求めます。

代数学因数分解二次式式の展開
2025/8/1

1. 問題の内容

与えられた式 x2+xy+x+3y6x^2 + xy + x + 3y - 6 を因数分解し、(x+)(x+y)(x + ク)(x + y - ケ) の形式で表すときの、クとケに入る数を求めます。

2. 解き方の手順

与えられた式 x2+xy+x+3y6x^2 + xy + x + 3y - 6 を因数分解します。まず、式を xx について整理します。
x2+(y+1)x+(3y6)x^2 + (y + 1)x + (3y - 6)
次に、定数項 3y63y - 63(y2)3(y - 2) と変形します。因数分解後の形が (x+a)(x+yb)(x + a)(x + y - b) と予想できるので、展開した形と比較して aabb を求めることを考えます。
(x+a)(x+yb)=x2+xybx+ax+ayab=x2+(y+ab)x+ayab(x + a)(x + y - b) = x^2 + xy - bx + ax + ay - ab = x^2 + (y + a - b)x + ay - ab
この式が x2+(y+1)x+(3y6)x^2 + (y + 1)x + (3y - 6) と等しくなるためには、以下の2つの式が成り立つ必要があります。
ab=1a - b = 1
ayab=3y6ay - ab = 3y - 6
2つ目の式を a(yb)=3(y2)a(y - b) = 3(y - 2) と変形します。
a(yb)=3(y2)a(y - b) = 3(y - 2) より、a=3a = 3 かつ b=2b = 2 が考えられます。
ab=32=1a - b = 3 - 2 = 1 となり、1つ目の式も満たします。
したがって、a=3a = 3b=2b = 2 が解となります。
よって、x2+xy+x+3y6=(x+3)(x+y2)x^2 + xy + x + 3y - 6 = (x + 3)(x + y - 2) と因数分解できます。

3. 最終的な答え

クに入る数は3、ケに入る数は2です。

「代数学」の関連問題

関数 $y = x^2$ について、定義域が $a \leq x \leq a+2$ のとき、最大値と最小値を求め、そのときの $x$ の値も答える問題です。

二次関数最大値最小値場合分け定義域
2025/8/2

$a$ と $b$ はともに0ではない定数とする。このとき、2点 $(a, 0)$ と $(0, b)$ を通る直線の方程式が $\frac{x}{a} + \frac{y}{b} = 1$ と表せる...

直線の方程式座標平面傾きy切片
2025/8/2

$(1 + \sqrt{2})(3 + \sqrt{2})$ を計算する問題です。

式の計算平方根の計算展開
2025/8/2

与えられた3つの2次関数について、定義域 $a \le x \le a+2$ における最大値と最小値を求め、そのときの $x$ の値を求める問題です。 (1) $y=x^2$ (2) $y=x^2 -...

二次関数最大値最小値平方完成場合分け
2025/8/2

すべての自然数 $n$ に対して、以下の等式が成り立つことを数学的帰納法を用いて証明します。 $0 \cdot 1 + 1 \cdot 2 + 2 \cdot 3 + \cdots + n(n+1) ...

数学的帰納法数列等式証明
2025/8/2

与えられた数式を計算して簡単にします。 数式は $-2(-x^2-3x) - (x^2-3x+8)$ です。

数式展開同類項簡略化
2025/8/2

一の位が6である2桁の正の整数がある。この整数の十の位と一の位を入れ替えた数は、元の整数の2倍より9小さい。元の整数を求める問題です。

方程式整数文章問題
2025/8/2

方程式 $7x + 2 = 9x + 7$ を解いて、$x$ の値を求めます。

一次方程式方程式の解法代数
2025/8/2

(1) 行列 $A = \begin{bmatrix} 2 & -1 & 8 \\ 1 & -1 & 5 \\ -3 & 5 & -16 \end{bmatrix}$ の行列式 $|A|$ を求めます...

行列行列式逆行列余因子行列検算
2025/8/2

複素数 $z$ が与えられた等式 $|iz+3| = |2z-6|$ を満たすとき、以下の問いに答える問題です。 (1) 等式を満たす点 $z$ 全体が表す図形を求める。 (2) $z - \over...

複素数絶対値複素平面距離最大値
2025/8/2