$a$ と $b$ はともに0ではない定数とする。このとき、2点 $(a, 0)$ と $(0, b)$ を通る直線の方程式が $\frac{x}{a} + \frac{y}{b} = 1$ と表せることを説明する。

代数学直線の方程式座標平面傾きy切片
2025/8/2

1. 問題の内容

aabb はともに0ではない定数とする。このとき、2点 (a,0)(a, 0)(0,b)(0, b) を通る直線の方程式が xa+yb=1\frac{x}{a} + \frac{y}{b} = 1 と表せることを説明する。

2. 解き方の手順

まず、2点 (a,0)(a, 0)(0,b)(0, b) を通る直線の傾きを求める。傾きは
m=b00a=bam = \frac{b - 0}{0 - a} = -\frac{b}{a}
と表せる。
次に、点 (a,0)(a, 0) を通り、傾きが ba-\frac{b}{a} である直線の方程式を求める。点傾きの公式より、
y0=ba(xa)y - 0 = -\frac{b}{a}(x - a)
y=bax+by = -\frac{b}{a}x + b
両辺を bb で割ると(b0b \neq 0 なので)、
yb=xa+1\frac{y}{b} = -\frac{x}{a} + 1
移項して
xa+yb=1\frac{x}{a} + \frac{y}{b} = 1
となる。
別解として、yy切片を使い、y=mx+by=mx+b の形を求める。傾きは上記と同様に ba-\frac{b}{a} であり、yy切片は bb なので、y=bax+by = -\frac{b}{a}x + b となる。上と同様に整理して xa+yb=1\frac{x}{a} + \frac{y}{b} = 1 が得られる。
最後に、2点 (a,0)(a, 0)(0,b)(0, b) が、xa+yb=1\frac{x}{a} + \frac{y}{b} = 1 を満たすことを確認する。
(a,0)(a, 0) を代入すると、aa+0b=1+0=1\frac{a}{a} + \frac{0}{b} = 1 + 0 = 1 となり、成り立つ。
(0,b)(0, b) を代入すると、0a+bb=0+1=1\frac{0}{a} + \frac{b}{b} = 0 + 1 = 1 となり、成り立つ。

3. 最終的な答え

2点 (a,0)(a, 0)(0,b)(0, b) を通る直線の方程式は xa+yb=1\frac{x}{a} + \frac{y}{b} = 1 である。

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