問題は3つのパートに分かれています。 (1) 数が有理数か無理数かを判定する問題。 (2) 空欄に当てはまる言葉を選ぶ問題。 (3) 連立一次方程式を解く問題。

代数学有理数無理数連立方程式必要条件十分条件
2025/8/1

1. 問題の内容

問題は3つのパートに分かれています。
(1) 数が有理数か無理数かを判定する問題。
(2) 空欄に当てはまる言葉を選ぶ問題。
(3) 連立一次方程式を解く問題。

2. 解き方の手順

(1) 有理数・無理数の判定
* (ア) π\pi (円周率) は無理数です。
* (イ) 94=32\sqrt{\frac{9}{4}} = \frac{3}{2} は有理数です。
* (ウ) ee (ネイピア数) は無理数です。
(2) 空欄補充
* 「2の倍数は、6の倍数であるための」は、十分条件です。6の倍数は必ず2の倍数ですが、2の倍数が必ずしも6の倍数とは限らないため。
* 「2の倍数である自然数は、有理数であるための」は、必要条件です。自然数は有理数ですが、有理数全てが自然数とは限らないため。
* 「関数 f(x)f(x) がある x=ax=a において極大値 f(a)=vf(a) = v を持つことは、その値 vv がすべての定義域において最大値であるための」は、必要条件です。極大値は局所的な最大値であり、全体として最大とは限らないため。
(3) 連立一次方程式を解く
(1)
x+2y=3x + 2y = 3
2x+y=32x + y = 3
1つ目の式を2倍すると 2x+4y=62x + 4y = 6 になります。
2つ目の式からこれを引くと、 3y=33y = 3 となり、y=1y = 1 が得られます。
y=1y=1 を最初の式に代入すると、x+2(1)=3x + 2(1) = 3 となり、x=1x = 1 が得られます。
したがって、解は (x,y)=(1,1)(x, y) = (1, 1) です。
(2)
2xy=22x - y = 2
3x+5y=33x + 5y = 3
1つ目の式を5倍すると 10x5y=1010x - 5y = 10 になります。
これを2つ目の式に足すと、13x=1313x = 13 となり、x=1x = 1 が得られます。
x=1x = 1 を最初の式に代入すると、2(1)y=22(1) - y = 2 となり、y=0y = 0 が得られます。
したがって、解は (x,y)=(1,0)(x, y) = (1, 0) です。
(3)
xy+z=2x - y + z = -2
2x+5y+z=72x + 5y + z = 7
x+y+z=0x + y + z = 0
3つ目の式から1つ目の式を引くと、2y=22y = 2 となり、y=1y = 1 が得られます。
3つ目の式から2つ目の式を引くと、x4y=7-x - 4y = -7 となります。 y=1y=1 を代入すると x4=7-x - 4 = -7 となり、x=3x = 3 が得られます。
3つ目の式に x=3x = 3y=1y = 1 を代入すると、3+1+z=03 + 1 + z = 0 となり、z=4z = -4 が得られます。
したがって、解は (x,y,z)=(3,1,4)(x, y, z) = (3, 1, -4) です。

3. 最終的な答え

1. (ア) 無理数

(イ) 有理数
(ウ) 無理数

2. ア: 必要条件

イ: 十分条件
ウ: 必要条件

3. (1) (ア, イ) = (1, 1)

(2) (ウ, エ) = (1, 0)
(3) (オ, カ, キ) = (3, 1, 4)

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