$y$ 軸と直線 $y=-1$ を漸近線として、点 $(1, 2)$ を通る双曲線をグラフとする関数を、 $y = \frac{ax+b}{cx+d}$ の形で表す。

代数学双曲線分数関数漸近線関数の決定
2025/7/29

1. 問題の内容

yy 軸と直線 y=1y=-1 を漸近線として、点 (1,2)(1, 2) を通る双曲線をグラフとする関数を、 y=ax+bcx+dy = \frac{ax+b}{cx+d} の形で表す。

2. 解き方の手順

漸近線が yy 軸であることから、x=0x=0 が定義域に含まれない。したがって、cx+d=0cx+d=0 の解が x=0x=0 となる必要があるので、d=0d=0となる。
よって、求める関数は y=ax+bcxy = \frac{ax+b}{cx} となる。
y=ax+bcx=ac+bcxy = \frac{ax+b}{cx} = \frac{a}{c} + \frac{b}{cx} と変形できる。
漸近線が y=1y = -1 であるから、ac=1\frac{a}{c} = -1。したがって、a=ca = -c
求める関数は y=cx+bcxy = \frac{-cx+b}{cx} となる。
この関数が点 (1,2)(1, 2) を通るので、x=1,y=2x=1, y=2 を代入すると、
2=c+bc2 = \frac{-c+b}{c}
2c=c+b2c = -c + b
b=3cb = 3c
したがって、求める関数は y=cx+3ccxy = \frac{-cx+3c}{cx} となる。
cc00 でない任意の値をとることができる。例えば、c=1c=1 とすると、y=x+3xy = \frac{-x+3}{x} となる。
一般的に、cc で約分して y=x+3xy = \frac{-x+3}{x} としてもよい。

3. 最終的な答え

y=x+3xy = \frac{-x+3}{x}

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