原点を中心とする半径1の円の第1象限にある部分をCとする。C上に3点P, Q, Rがあり、それらの座標をそれぞれ $(x_1, y_1)$, $(x_2, y_2)$, Rとする。$2y_1 = y_2$ かつ $\angle AOP = 4\angle AOR$ を満たしている。直線OQと直線$y=1$の交点をQ', 直線ORと直線$y=1$の交点をR'とする。$\angle AOP = \theta$とするとき、以下の問いに答えよ。 (1) 点Qの座標を$\theta$を用いて表せ。 (2) 点Q'と点R'の座標を$\theta$を用いて表せ。 (3) 点Pが点Aに限りなく近づくとき、$\frac{BR'}{BQ'}$の極限を求めよ。
2025/7/29
1. 問題の内容
原点を中心とする半径1の円の第1象限にある部分をCとする。C上に3点P, Q, Rがあり、それらの座標をそれぞれ , , Rとする。 かつ を満たしている。直線OQと直線の交点をQ', 直線ORと直線の交点をR'とする。とするとき、以下の問いに答えよ。
(1) 点Qの座標をを用いて表せ。
(2) 点Q'と点R'の座標をを用いて表せ。
(3) 点Pが点Aに限りなく近づくとき、の極限を求めよ。
2. 解き方の手順
(1) 点Qの座標をを用いて表す。
である。は円周上の点なので、。よって、。
より 。
は円周上の点なので、 を満たす。
よって、。
。
。
.
(2) 点Q'と点R'の座標をを用いて表す。
より、。よって、。
直線の傾きは、。
直線の方程式は、。
は直線との交点なので、。
。
よって、。
直線の傾きは、。
直線の方程式は、。
は直線との交点なので、。
。
よって、。
(3) 点Pが点Aに限りなく近づくとき、の極限を求める。
なので、。
。
。
のとき、, , と近似できる。
。
3. 最終的な答え
(1)
(2) ,
(3) 8