平行四辺形ABCDにおいて、対角線AC上に、BP⊥AC、DQ⊥ACとなる点P,Qをとるとき、四角形PBQDが平行四辺形であることを証明する。

幾何学平行四辺形証明合同直角対角線角度
2025/7/29

1. 問題の内容

平行四辺形ABCDにおいて、対角線AC上に、BP⊥AC、DQ⊥ACとなる点P,Qをとるとき、四角形PBQDが平行四辺形であることを証明する。

2. 解き方の手順

まず、△BPCと△DQAが合同であることを示す。
(i) 平行四辺形の対辺は等しいので、BC=DABC = DA
(ii) 仮定より、BPAC,DQACBP \perp AC, DQ \perp ACであるから、BPC=DQA=90\angle BPC = \angle DQA = 90^\circ
(iii) 平行線の錯角は等しいので、BCP=DAQ\angle BCP = \angle DAQ
(i), (ii), (iii)より、直角三角形において斜辺と1つの鋭角がそれぞれ等しいので、BPCDQA\triangle BPC \equiv \triangle DQA
合同な図形の対応する辺は等しいので、BP=DQBP = DQ
また、仮定よりBPAC,DQACBP \perp AC, DQ \perp ACだから、BPDQBP \parallel DQ
したがって、1組の対辺が平行でその長さが等しいので、四角形PBQDは平行四辺形である。

3. 最終的な答え

四角形PBQDは平行四辺形である。

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