以下の4つの関数について、与えられた条件を満たすものを答える問題です。 ア: $y = -3x + 5$ イ: $y = -2x^2$ ウ: $y = \frac{1}{2}x^2$ エ: $y = 2x - 4$ (1) $x > 0$ の範囲で、$x$ の値が増加すると $y$ の値が減少する関数はどれか。 (2) 変化の割合がつねに正である関数はどれか。 (3) $x$ の値が $-4$ から $-2$ まで増加するときの変化の割合が等しい関数はどれとどれか。

代数学関数一次関数二次関数変化の割合グラフ
2025/7/29
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。

1. 問題の内容

以下の4つの関数について、与えられた条件を満たすものを答える問題です。
ア: y=3x+5y = -3x + 5
イ: y=2x2y = -2x^2
ウ: y=12x2y = \frac{1}{2}x^2
エ: y=2x4y = 2x - 4
(1) x>0x > 0 の範囲で、xx の値が増加すると yy の値が減少する関数はどれか。
(2) 変化の割合がつねに正である関数はどれか。
(3) xx の値が 4-4 から 2-2 まで増加するときの変化の割合が等しい関数はどれとどれか。

2. 解き方の手順

(1) x>0x > 0 の範囲で、xx の値が増加すると yy の値が減少する関数
ア: y=3x+5y = -3x + 5 は、傾きが負の直線なので、xx が増加すると yy は減少します。x>0x > 0 の範囲でも同様です。
イ: y=2x2y = -2x^2 は、下に凸の放物線です。x>0x > 0 の範囲では、xx が増加すると yy は減少します。
ウ: y=12x2y = \frac{1}{2}x^2 は、上に凸の放物線です。x>0x > 0 の範囲では、xx が増加すると yy も増加します。
エ: y=2x4y = 2x - 4 は、傾きが正の直線なので、xx が増加すると yy も増加します。
したがって、アとイが該当します。
(2) 変化の割合がつねに正である関数
変化の割合がつねに正である関数は、一次関数であれば傾きが正の関数です。
ア: y=3x+5y = -3x + 5 の傾きは 3-3 で負です。
イ: y=2x2y = -2x^2 は二次関数なので、変化の割合は一定ではありません。
ウ: y=12x2y = \frac{1}{2}x^2 は二次関数なので、変化の割合は一定ではありません。
エ: y=2x4y = 2x - 4 の傾きは 22 で正です。
したがって、エが該当します。
(3) xx の値が 4-4 から 2-2 まで増加するときの変化の割合が等しい関数
ア: y=3x+5y = -3x + 5 の変化の割合は 3-3 です。
イ: y=2x2y = -2x^2 の変化の割合は、2(2)2(2(4)2)2(4)=8(32)2=242=12\frac{-2(-2)^2 - (-2(-4)^2)}{-2 - (-4)} = \frac{-8 - (-32)}{2} = \frac{24}{2} = 12 です。
ウ: y=12x2y = \frac{1}{2}x^2 の変化の割合は、12(2)212(4)22(4)=282=62=3\frac{\frac{1}{2}(-2)^2 - \frac{1}{2}(-4)^2}{-2 - (-4)} = \frac{2 - 8}{2} = \frac{-6}{2} = -3 です。
エ: y=2x4y = 2x - 4 の変化の割合は 22 です。
アとウの変化の割合が等しいので、アとウが該当します。

3. 最終的な答え

(1) ア, イ
(2) エ
(3) ア, ウ

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