直角三角形ABCにおいて、直角を挟む2辺ABとBCの長さの和が10cmであるとき、この三角形の面積の最大値を求める問題です。

代数学最大値二次関数平方完成三角形の面積
2025/7/29

1. 問題の内容

直角三角形ABCにおいて、直角を挟む2辺ABとBCの長さの和が10cmであるとき、この三角形の面積の最大値を求める問題です。

2. 解き方の手順

ABの長さをxxとすると、BCの長さは10x10-xとなります。ただし、x>0x>0 かつ 10x>010-x > 0 より、0<x<100 < x < 10です。
三角形ABCの面積をSSとすると、
S=12×AB×BC=12×x×(10x)=12(10xx2)S = \frac{1}{2} \times AB \times BC = \frac{1}{2} \times x \times (10-x) = \frac{1}{2}(10x - x^2)
S=12(x2+10x)S = \frac{1}{2}(-x^2 + 10x)
面積SSが最大となるxxを求めるため、平方完成を行います。
S=12((x210x))S = \frac{1}{2}(-(x^2 - 10x))
S=12((x210x+2525))S = \frac{1}{2}(-(x^2 - 10x + 25 - 25))
S=12((x5)2+25)S = \frac{1}{2}(-(x - 5)^2 + 25)
S=12(x5)2+252S = -\frac{1}{2}(x - 5)^2 + \frac{25}{2}
0<x<100 < x < 10の範囲で、x=5x = 5のとき、面積SSは最大値252\frac{25}{2}をとります。

3. 最終的な答え

三角形の面積の最大値は252\frac{25}{2} cm2^2です。

「代数学」の関連問題

与えられた6つの2次方程式の解の種類(実数解、虚数解)を判別する問題です。2次方程式 $ax^2 + bx + c = 0$ の判別式 $D = b^2 - 4ac$ を計算し、以下のルールに従って解...

二次方程式判別式解の判別
2025/7/31

方程式 $|x| + |x-3| = x + 5$ を解く問題です。

絶対値方程式場合分け
2025/7/31

与えられた2次関数 $f(x) = -2x^2 - 2kx - \frac{k^2}{2} + k$ について、以下の問いに答えます。 (1) $k=2$ のとき、$f(x) \ge 0$ となる $...

二次関数最大最小二次方程式グラフ
2025/7/31

以下の4つの2次方程式を解きます。 (1) $x^2 - 9x - 2 = 0$ (2) $4x^2 + 4x + 1 = 0$ (3) $x^2 + x + 1 = 0$ (4) $3x^2 - 2...

二次方程式解の公式複素数
2025/7/31

2次関数 $f(x) = -2x^2 - 2kx - \frac{k^2}{2} + k$ について、以下の問いに答えます。 (1) $k=2$ のとき、$f(x) \ge 0$ となる $x$ の値...

二次関数二次不等式平方完成判別式解の配置最大値最小値
2025/7/31

与えられた関数 $f(x) = 3x + 1$ の逆関数を求めよ。

関数逆関数一次関数
2025/7/31

次の2次方程式を解きなさい。 (1) $x^2 = 13$ (2) $x^2 + 5x - 14 = 0$ (3) $x^2 - 7x + 5 = 0$ (4) $3x^2 + 6x + 1 = 0$

二次方程式解の公式平方根虚数解
2025/7/31

$x$ の連立不等式 $5x - 2 > 12 + 3x$ $x - a \ge 3x + 1$ を満たす整数 $x$ がちょうど3個だけ存在するときの、定数 $a$ のとりうる値の範囲を求めます。

不等式連立不等式整数解数直線解の範囲
2025/7/31

与えられた複素数の計算を行い、$a + bi$ の形で表す。問題は以下の4つです。 (1) $\frac{1}{2+i}$ (2) $\frac{1+i}{1+2i}$ (3) $\frac{1-2i...

複素数複素数の計算共役複素数分数
2025/7/31

与えられた複素数に対して、それぞれの共役複素数を求める問題です。複素数は (1) $3+2i$、(2) $2-5i$、(3) $3i$、(4) $-7$ の4つです。

複素数共役複素数
2025/7/31