複素数の分数の計算では、分母の共役複素数を分子と分母にかけることで、分母を実数にします。
(1) 2+i1 分母の共役複素数は 2−i なので、分子と分母にかけます。 2+i1=2+i1×2−i2−i=(2+i)(2−i)2−i=4−i22−i=4−(−1)2−i=52−i=52−51i (2) 1+2i1+i 分母の共役複素数は 1−2i なので、分子と分母にかけます。 1+2i1+i=1+2i1+i×1−2i1−2i=(1+2i)(1−2i)(1+i)(1−2i)=1−4i21−2i+i−2i2=1+41−i+2=53−i=53−51i (3) 2−3i1−2i 分母の共役複素数は 2+3i なので、分子と分母にかけます。 2−3i1−2i=2−3i1−2i×2+3i2+3i=(2−3i)(2+3i)(1−2i)(2+3i)=4−9i22+3i−4i−6i2=4+92−i+6=138−i=138−131i (4) 1−i2 分母の共役複素数は 1+i なので、分子と分母にかけます。 1−i2=1−i2×1+i1+i=(1−i)(1+i)2(1+i)=1−i22+2i=1+12+2i=22+2i=1+i