(1) C1 の方程式を平方完成する。 x2−8x+y2−6y+16=0 (x−4)2−16+(y−3)2−9+16=0 (x−4)2+(y−3)2=9 したがって、中心は (4, 3) で、半径は 3 である。
(2) C2:x2+y2=4 は中心が原点 (0, 0) で半径が 2 の円である。C2 と x 軸の正の部分との交点 P は (2, 0) である。 P(2, 0) を通る傾き m の直線 l の方程式は y=m(x−2) すなわち mx−y−2m=0 である。 C1 の中心 (4, 3) と直線 l の距離 d は、点と直線の距離の公式より、 d=m2+(−1)2∣m(4)−3−2m∣=m2+1∣2m−3∣ l と C1 が異なる 2 点で交わる条件は、d<3 である。 m2+1∣2m−3∣<3 ∣2m−3∣<3m2+1 両辺を 2 乗して、4m2−12m+9<9(m2+1) 4m2−12m+9<9m2+9 0<5m2+12m 0<m(5m+12) したがって、m<−512 または 0<m である。 (3) C1 が l から切り取る線分の長さを L1, C2 が l から切り取る線分の長さを L2 とする。L1=L2 となる m の値を求める。 C1 の中心 (4, 3) から直線 l までの距離を d1, C2 の中心 (0, 0) から直線 l までの距離を d2 とする。 d1=m2+1∣2m−3∣, d2=m2+1∣m(0)−0−2m∣=m2+1∣−2m∣=m2+12∣m∣ L1=232−d12=29−m2+1(2m−3)2, L2=222−d22=24−m2+14m2 L1=L2 より、9−m2+1(2m−3)2=4−m2+14m2 9−m2+14m2−12m+9=4−m2+14m2 5=m2+14m2−12m+9−4m2=m2+1−12m+9 5m2+5=−12m+9 5m2+12m−4=0 (5m−2)(m+2)=0 m=52,−2 (2) より、m<−512 または 0<m であるから、解は m=52