問題は2つあります。 問1: 直径1.6mm, 長さ50mの銅線と同じ抵抗値にするには、直径2.0mmの銅線では、何メートルにすればよいか。 問2: ある電線の断面積を$\frac{1}{2}$倍にし、長さを3倍にすると、この電線の抵抗は、もとの値の何倍になるか。

応用数学電気抵抗物理比例計算断面積長さ
2025/7/29

1. 問題の内容

問題は2つあります。
問1: 直径1.6mm, 長さ50mの銅線と同じ抵抗値にするには、直径2.0mmの銅線では、何メートルにすればよいか。
問2: ある電線の断面積を12\frac{1}{2}倍にし、長さを3倍にすると、この電線の抵抗は、もとの値の何倍になるか。

2. 解き方の手順

問1:
抵抗RRは、R=ρlAR = \rho \frac{l}{A}で表されます。ここでρ\rhoは抵抗率、llは長さ、AAは断面積です。
直径1.6mm, 長さ50mの銅線の抵抗をR1R_1、直径2.0mmの銅線で長さをllとしたときの抵抗をR2R_2とすると、
R1=R2R_1 = R_2となるllを求めればよいです。
R1=ρ50π(1.6/2)2=ρ50π(0.8)2R_1 = \rho \frac{50}{\pi (1.6/2)^2} = \rho \frac{50}{\pi (0.8)^2}
R2=ρlπ(2.0/2)2=ρlπ(1.0)2R_2 = \rho \frac{l}{\pi (2.0/2)^2} = \rho \frac{l}{\pi (1.0)^2}
R1=R2R_1 = R_2より、
ρ50π(0.8)2=ρlπ(1.0)2\rho \frac{50}{\pi (0.8)^2} = \rho \frac{l}{\pi (1.0)^2}
50(0.8)2=l(1.0)2\frac{50}{(0.8)^2} = \frac{l}{(1.0)^2}
l=500.64=500064=125016=6258=78.125l = \frac{50}{0.64} = \frac{5000}{64} = \frac{1250}{16} = \frac{625}{8} = 78.125
問2:
最初の電線の抵抗をR1R_1、断面積をA1A_1、長さをl1l_1とすると、R1=ρl1A1R_1 = \rho \frac{l_1}{A_1}
断面積を12\frac{1}{2}倍にし、長さを3倍にした電線の抵抗をR2R_2、断面積をA2A_2、長さをl2l_2とすると、A2=12A1A_2 = \frac{1}{2} A_1, l2=3l1l_2 = 3 l_1
R2=ρl2A2=ρ3l112A1=6ρl1A1=6R1R_2 = \rho \frac{l_2}{A_2} = \rho \frac{3l_1}{\frac{1}{2}A_1} = 6 \rho \frac{l_1}{A_1} = 6 R_1
したがって、抵抗はもとの値の6倍になる。

3. 最終的な答え

問1: 78.125 m
問2: 6倍

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