右図において、$AB = 4$, $BC = 9$, $\angle B = \angle C = 90^\circ$ である。$BC$ 上に点 $P$ を、$CD$ 上に点 $Q$ を $\angle APQ = 90^\circ$ となるようにとる。 (1) $BP = 1$ のとき、$CQ$ の長さを求めよ。 (2) $CQ = \frac{9}{2}$ のとき、$BP$ の長さを求めよ。

幾何学相似直角三角形辺の比面積比三平方の定理
2025/7/29
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。
**9.3**

1. 問題の内容

右図において、AB=4AB = 4, BC=9BC = 9, B=C=90\angle B = \angle C = 90^\circ である。BCBC 上に点 PP を、CDCD 上に点 QQAPQ=90\angle APQ = 90^\circ となるようにとる。
(1) BP=1BP = 1 のとき、CQCQ の長さを求めよ。
(2) CQ=92CQ = \frac{9}{2} のとき、BPBP の長さを求めよ。

2. 解き方の手順

APB=α\angle APB = \alpha とすると、QPC=90α\angle QPC = 90^\circ - \alpha となる。
ABP\triangle ABP において、B=90\angle B = 90^\circ より、BAP=90α\angle BAP = 90^\circ - \alpha である。
よって、ABPPCQ\triangle ABP \sim \triangle PCQ である。したがって、AB:PC=BP:CQAB:PC = BP:CQ が成り立つ。
(1) BP=1BP = 1 のとき、PC=BCBP=91=8PC = BC - BP = 9 - 1 = 8 であるから、4:8=1:CQ4:8 = 1:CQ より、CQ=2CQ = 2 となる。
(2) CQ=92CQ = \frac{9}{2} のとき、PC=9BPPC = 9 - BP であるから、4:(9BP)=BP:924:(9-BP) = BP:\frac{9}{2} より、364BP=2BP236 - 4BP = 2BP^2 となる。よって、BP2+2BP18=0BP^2 + 2BP - 18 = 0
これを解の公式で解くと、BP=2±4+4×182=2±762=1±19BP = \frac{-2 \pm \sqrt{4+4\times 18}}{2} = \frac{-2 \pm \sqrt{76}}{2} = -1 \pm \sqrt{19} となる。
BPBP は正なので、BP=1+19BP = -1 + \sqrt{19} となる。

3. 最終的な答え

(1) CQ=2CQ = 2
(2) BP=1+19BP = -1 + \sqrt{19}
**9.4**

1. 問題の内容

ABCDEF\triangle ABC \sim \triangle DEF で、AB=6cm,DE=10cmAB = 6 \text{cm}, DE = 10 \text{cm} であるとき、次の問に答えよ。
(1) ABC\triangle ABC の周の長さは、DEF\triangle DEF の周の長さの何倍か。
(2) ABC\triangle ABCDEF\triangle DEF の面積の比を求めよ。
(3) DEF=50cm2\triangle DEF = 50 \text{cm}^2 のとき、ABC\triangle ABC の面積を求めよ。

2. 解き方の手順

(1) 相似な図形の周の長さの比は、相似比に等しい。
相似比は AB:DE=6:10=3:5AB:DE = 6:10 = 3:5 であるから、ABC\triangle ABC の周の長さは DEF\triangle DEF の周の長さの 35\frac{3}{5} 倍である。
(2) 相似な図形の面積比は、相似比の2乗に等しい。
したがって、面積比は 32:52=9:253^2:5^2 = 9:25 となる。
(3) DEF=50cm2\triangle DEF = 50 \text{cm}^2 であるから、ABC\triangle ABC の面積を xx とすると、x:50=9:25x:50 = 9:25 より、25x=45025x = 450 となる。よって、x=18x = 18 となる。したがって、ABC=18cm2\triangle ABC = 18 \text{cm}^2 となる。

3. 最終的な答え

(1) 35\frac{3}{5}
(2) 9:259:25
(3) 18cm218 \text{cm}^2

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