与えられた漸化式を解き、$a_n$の一般項を求める問題です。 初期条件は$a_1 = 1$、$a_2 = \frac{3}{2}$であり、漸化式は$a_{n+2} = \frac{5}{2}a_{n+1} - a_n$です。

代数学漸化式特性方程式等比数列連立方程式
2025/7/30

1. 問題の内容

与えられた漸化式を解き、ana_nの一般項を求める問題です。
初期条件はa1=1a_1 = 1a2=32a_2 = \frac{3}{2}であり、漸化式はan+2=52an+1ana_{n+2} = \frac{5}{2}a_{n+1} - a_nです。

2. 解き方の手順

まず、特性方程式を立てて解きます。漸化式an+2=52an+1ana_{n+2} = \frac{5}{2}a_{n+1} - a_nに対応する特性方程式は、
x2=52x1x^2 = \frac{5}{2}x - 1
両辺を2倍して整理すると、
2x25x+2=02x^2 - 5x + 2 = 0
この二次方程式を解きます。因数分解すると、
(2x1)(x2)=0(2x - 1)(x - 2) = 0
よって、x=12,2x = \frac{1}{2}, 2となります。
特性方程式の解が異なるため、一般項は
an=A(12)n+B(2)na_n = A(\frac{1}{2})^n + B(2)^n
と表されます。ここで、AABBは定数です。
初期条件a1=1a_1 = 1a2=32a_2 = \frac{3}{2}を代入してAABBを求めます。
a1=A(12)1+B(2)1=12A+2B=1a_1 = A(\frac{1}{2})^1 + B(2)^1 = \frac{1}{2}A + 2B = 1
a2=A(12)2+B(2)2=14A+4B=32a_2 = A(\frac{1}{2})^2 + B(2)^2 = \frac{1}{4}A + 4B = \frac{3}{2}
これらの連立方程式を解きます。
最初の式を2倍すると、
A+4B2=2×1    A+8B=2A + 4B \cdot 2 = 2 \times 1 \implies A+8B=2
2番目の式を4倍すると
A+16B=6A+16B=6
上の式から下の式を引くと
8B=4    B=1/28B=4 \implies B=1/2
次に、AA を求めます。
A=28B=28(1/2)=24=2A = 2-8B=2-8(1/2) = 2-4 = -2
よって、A=2A = -2B=12B = \frac{1}{2}となります。
したがって、一般項は
an=2(12)n+12(2)n=21n+2n1a_n = -2(\frac{1}{2})^n + \frac{1}{2}(2)^n = -2^{1-n} + 2^{n-1}
となります。

3. 最終的な答え

an=21n+2n1a_n = -2^{1-n} + 2^{n-1}

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