1. 問題の内容
東西と南北に走る道路がある。点Aから点Bへ至る最短経路のうち、点Cまたは点Dを通る経路は何通りあるか。
2. 解き方の手順
まず、AからBまでの最短経路の総数を求めます。
AからBへ行くには、右に5回、上に4回移動する必要があります。したがって、総経路数は、9回の移動のうち右への移動を5回選ぶ組み合わせの数に等しくなります。
{}_9 C_5 = \frac{9!}{5!4!} = \frac{9 \times 8 \times 7 \times 6}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 126
次に、AからCを通ってBへ行く経路数を求めます。AからCへ行くには、右に2回、上に2回移動する必要があります。CからBへ行くには、右に3回、上に2回移動する必要があります。
AからCへの経路数は 通りです。
CからBへの経路数は 通りです。
したがって、AからCを通ってBへ行く経路数は 通りです。
次に、AからDを通ってBへ行く経路数を求めます。AからDへ行くには、右に3回、上に2回移動する必要があります。DからBへ行くには、右に2回、上に2回移動する必要があります。
AからDへの経路数は 通りです。
DからBへの経路数は 通りです。
したがって、AからDを通ってBへ行く経路数は 通りです。
次に、AからCを通ってDを通ってBへ行く経路数を求めます。AからCへの経路数は6通りです。CからDへの経路数は、上に1回、右に1回なので2通りです。DからBへの経路数は6通りです。
したがって、AからCを通ってDを通ってBへ行く経路数は 通りです。
次に、AからDを通ってCを通ってBへ行く経路数を求めます。これはありえないので、0通りです。
最後に、包含と排除の原理を用いて、CまたはDを通る経路数を計算します。
Cを通る経路数 + Dを通る経路数 - CとDの両方を通る経路数 = 60 + 60 - 6 * 2 * 6 = 120 - 72 = 48
AからCを通ってDを通ってBへ行く経路数は 通りです。したがって、包含と排除の原理を用いると、通りとなります。
3. 最終的な答え
48通り