円周上の点A, B, Cがあり、円の中心をOとする。角AOBは$68^\circ$である。角x(角COB)の大きさを求める問題。

幾何学円周角中心角二等辺三角形角度
2025/7/30

1. 問題の内容

円周上の点A, B, Cがあり、円の中心をOとする。角AOBは6868^\circである。角x(角COB)の大きさを求める問題。

2. 解き方の手順

中心角と円周角の関係を利用する。
角AOBは中心角、角ACBは円周角である。
中心角は円周角の2倍であるから、円周角ACBは中心角AOBの半分である。
よって、
ACB=12AOB=12×68=34∠ACB = \frac{1}{2} ∠AOB = \frac{1}{2} \times 68^\circ = 34^\circ
三角形OAC、OBCは、OA=OC=OB (円の半径)なので二等辺三角形である。よって、∠OAC = ∠OCA、∠OBC = ∠OCB。
三角形OCAにおいて、
OAC+OCA+AOC=180∠OAC + ∠OCA + ∠AOC = 180^\circ
2OCA+AOC=1802∠OCA + ∠AOC = 180^\circ
この関係は本問題では使わない。
三角形OABにおいて、
OA=OBOA = OBであるから、三角形OABは二等辺三角形である。
OAB=OBA∠OAB = ∠OBA
OAB+OBA+AOB=180∠OAB + ∠OBA + ∠AOB = 180^\circ
2OBA+68=1802∠OBA + 68^\circ = 180^\circ
2OBA=18068=1122∠OBA = 180^\circ - 68^\circ = 112^\circ
OBA=1122=56∠OBA = \frac{112^\circ}{2} = 56^\circ
三角形OBCは、OB=OCOB = OCである二等辺三角形である。
OBC=OCB∠OBC = ∠OCB
OBC+OCB+BOC=180∠OBC + ∠OCB + ∠BOC = 180^\circ
2OCB+BOC=1802∠OCB + ∠BOC = 180^\circ
∠ABC = ∠ABO + ∠OBC = 56 + ∠OCB
円周角の定理より、∠AOC = 2∠ABC であるので、
∠AOC = 2(56 + ∠OCB)
∠AOC + ∠COB = 360 - ∠AOB
∠AOC = 360 - 68 - ∠COB = 292 - ∠COB
2(56 + ∠OCB) = 292 - ∠COB
112 + 2∠OCB = 292 - ∠COB
3∠OCB = 292 - 112 = 180
∠OCB = 60
∠BOC = xとする。
2∠OCB + x = 180
120 + x = 180
x = 60
もしくは別の解き方として以下のように考えます。
∠AOC = 2∠ABC
∠BOC = 2∠BAC
∠AOB = 68
∠AOB + ∠BOC + ∠AOC = 360
円周角の定理から、∠AOB = 2∠ACB が成り立つ。
∠ACB = (1/2)∠AOB = 68/2 = 34
OA=OB=OCだから、三角形OAB, OBC, OACは二等辺三角形である。
∠OAB = ∠OBA = (180-68)/2 = 56
三角形OBCにおいて、
∠OBC = ∠OCB
x + 2∠OCB = 180
∠ABC = ∠ABO + ∠OBC = 56 + ∠OCB
∠AOC = 2∠ABC = 2 (56 + ∠OCB)
68 + x + 2 (56 + ∠OCB) = 360
68 + x + 112 + 2∠OCB = 360
180 + x + 2∠OCB = 360
x + 2∠OCB = 180
2∠OCB = 180 - x
∠OCB = (180-x)/2
円周角の定理を使って考える
∠ACB = 34
∠OCB = ∠ACB = 34
x = ∠BOC = 180 - 2∠OCB = 180 - 68 = 112

3. 最終的な答え

112°

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