関数 $f(x)$ が与えられており、次の値を求める問題です。 (1) $\frac{1}{2}\{f(-0) + f(+0)\}$ (2) $\frac{1}{2}\{f(\frac{\pi}{2}-0) + f(\frac{\pi}{2}+0)\}$ 関数は次のように定義されています。 $f(x) = \begin{cases} \cos x & (-\pi \le x < 0) \\ \sin x & (0 \le x < \pi) \end{cases}$

解析学関数の極限区分的に定義された関数三角関数
2025/7/30

1. 問題の内容

関数 f(x)f(x) が与えられており、次の値を求める問題です。
(1) 12{f(0)+f(+0)}\frac{1}{2}\{f(-0) + f(+0)\}
(2) 12{f(π20)+f(π2+0)}\frac{1}{2}\{f(\frac{\pi}{2}-0) + f(\frac{\pi}{2}+0)\}
関数は次のように定義されています。
$f(x) = \begin{cases}
\cos x & (-\pi \le x < 0) \\
\sin x & (0 \le x < \pi)
\end{cases}$

2. 解き方の手順

(1)
f(0)f(-0)xx が 0 に負の方向から近づくときの f(x)f(x) の値なので、f(x)=cosxf(x) = \cos x を用いて計算します。
f(0)=cos(0)=1f(-0) = \cos(0) = 1
f(+0)f(+0)xx が 0 に正の方向から近づくときの f(x)f(x) の値なので、f(x)=sinxf(x) = \sin x を用いて計算します。
f(+0)=sin(0)=0f(+0) = \sin(0) = 0
よって、
12{f(0)+f(+0)}=12(1+0)=12\frac{1}{2}\{f(-0) + f(+0)\} = \frac{1}{2}(1 + 0) = \frac{1}{2}
(2)
f(π20)f(\frac{\pi}{2}-0)xxπ2\frac{\pi}{2} に負の方向から近づくときの f(x)f(x) の値なので、f(x)=sinxf(x) = \sin x を用いて計算します。
f(π20)=sin(π2)=1f(\frac{\pi}{2}-0) = \sin(\frac{\pi}{2}) = 1
f(π2+0)f(\frac{\pi}{2}+0)π2\frac{\pi}{2} より少し大きい値でのf(x)f(x)の値ですが、f(x)f(x) の定義から 0x<π0 \le x < \pi なので、f(x)=sinxf(x) = \sin x を用いて計算します。xxπ2\frac{\pi}{2} に正の方向から近づく場合も π2<x<π\frac{\pi}{2} < x < \pisinx\sin x は定義されているので、f(π2+0)=sin(π2)=1f(\frac{\pi}{2}+0) = \sin(\frac{\pi}{2})=1となります。
よって、
12{f(π20)+f(π2+0)}=12(1+1)=12(2)=1\frac{1}{2}\{f(\frac{\pi}{2}-0) + f(\frac{\pi}{2}+0)\} = \frac{1}{2}(1 + 1) = \frac{1}{2}(2) = 1

3. 最終的な答え

(1) 12\frac{1}{2}
(2) 11

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