三角形ABCにおいて、$a = 5$, $A = 60^\circ$, $C = 45^\circ$ であるとき、辺$c$の長さと外接円の半径$R$を求める。

幾何学三角形正弦定理外接円角度辺の長さ
2025/7/30

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、a=5a = 5, A=60A = 60^\circ, C=45C = 45^\circ であるとき、辺ccの長さと外接円の半径RRを求める。

2. 解き方の手順

まず、三角形の内角の和は180180^\circであるから、角Bを求める。
B=180AC=1806045=75B = 180^\circ - A - C = 180^\circ - 60^\circ - 45^\circ = 75^\circ
正弦定理より、
asinA=csinC=2R\frac{a}{\sin A} = \frac{c}{\sin C} = 2R
a=5a = 5, A=60A = 60^\circ, C=45C = 45^\circ を代入する。
5sin60=csin45=2R\frac{5}{\sin 60^\circ} = \frac{c}{\sin 45^\circ} = 2R
sin60=32\sin 60^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2}, sin45=22\sin 45^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2} であるから、
532=c22=2R\frac{5}{\frac{\sqrt{3}}{2}} = \frac{c}{\frac{\sqrt{2}}{2}} = 2R
103=2c2=2R\frac{10}{\sqrt{3}} = \frac{2c}{\sqrt{2}} = 2R
まず、103=2R\frac{10}{\sqrt{3}} = 2R より、RR を求める。
2R=1032R = \frac{10}{\sqrt{3}}
R=53=533R = \frac{5}{\sqrt{3}} = \frac{5\sqrt{3}}{3}
次に、103=2c2\frac{10}{\sqrt{3}} = \frac{2c}{\sqrt{2}} より、cc を求める。
103=2c2\frac{10}{\sqrt{3}} = \frac{2c}{\sqrt{2}}
2c=10232c = \frac{10\sqrt{2}}{\sqrt{3}}
c=523=563c = \frac{5\sqrt{2}}{\sqrt{3}} = \frac{5\sqrt{6}}{3}

3. 最終的な答え

c=563c = \frac{5\sqrt{6}}{3}
R=533R = \frac{5\sqrt{3}}{3}

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