この関数は商の形をしているので、商の微分公式を使います。商の微分公式は次の通りです。
(vu)′=v2u′v−uv′ ここで、u=x−1、v=x3+1 とおきます。すると、u′=1、v′=3x2 となります。 したがって、
y′=(x3+1)2(1)(x3+1)−(x−1)(3x2) y′=(x3+1)2x3+1−(3x3−3x2) y′=(x3+1)2x3+1−3x3+3x2 y′=(x3+1)2−2x3+3x2+1 また、x3+1=(x+1)(x2−x+1)なので、x−1と約分できるか検討します。 x=1のとき、−2x3+3x2+1=−2(1)3+3(1)2+1=−2+3+1=2=0 なので、x−1と約分できません。 x=−1のとき、−2x3+3x2+1=−2(−1)3+3(−1)2+1=2+3+1=6=0 なので、x+1と約分できません。