問題文は、以下の図において、4点A, B, C, Dが1つの円周上にあることを示す、というものです。図は2つあります。(1)と(2)それぞれについて4点が同一円周上にあることを示す必要があります。

幾何学円周角の定理角度図形
2025/7/30

1. 問題の内容

問題文は、以下の図において、4点A, B, C, Dが1つの円周上にあることを示す、というものです。図は2つあります。(1)と(2)それぞれについて4点が同一円周上にあることを示す必要があります。

2. 解き方の手順

(1)
4点A, B, C, Dが同一円周上にあるためには、円周角の定理の逆が成り立つ必要があります。つまり、BAC=BDC\angle BAC = \angle BDC または ABD=ACD\angle ABD = \angle ACD が成り立つことを示せば良いです。
ABC\angle ABC = 78° であり、ACB\angle ACB が与えられていないので、ACB\angle ACB を計算します。
AEB=78°\angle AEB = 78° なので、DEC=78°\angle DEC = 78°(対頂角)。
三角形DECの内角の和は180°なので、
EDC=180°(78°+37°)=180°115°=65°\angle EDC = 180° - (78° + 37°) = 180° - 115° = 65°
BAC=65°\angle BAC = 65°であり、BDC=EDC=65°\angle BDC = \angle EDC = 65°なので、BAC=BDC\angle BAC = \angle BDCが成り立ちます。したがって、4点A, B, C, Dは同一円周上にあります。
(2)
4点A, B, C, Dが同一円周上にあるためには、円周角の定理の逆が成り立つ必要があります。つまり、BAC=BDC\angle BAC = \angle BDC または ABD=ACD\angle ABD = \angle ACD が成り立つことを示せば良いです。
ABC=26°\angle ABC = 26° であり、BDA\angle BDA が与えられていないので、BDA\angle BDA を計算します。
BEC=84°\angle BEC = 84° であり、ABE=26°\angle ABE = 26° なので、三角形ABEの内角の和は180°より、BAE=180°(84°+26°)=180°110°=70°\angle BAE = 180° - (84° + 26°) = 180° - 110° = 70°
同様に、三角形BCEの内角の和は180°より、BCE=180°(84°+110°)=180°194°=14°\angle BCE = 180° - (84° + 110°) = 180° - 194° = -14°
これはありえないので、問題の設定に間違いがあります。BEC\angle BEC の角度は、ABE\angle ABEBAC\angle BAC の外角でなければならないので、110° = 84° + 26°
ここでBAC\angle BAC を計算すると、BAC=180°(26°+110°)=180°136°=44°\angle BAC = 180° - (26° + 110°) = 180° - 136° = 44°
三角形AECにおいて、AEC=84°\angle AEC = 84° なので、ACE=180°(44°+84°)=180°128°=52°\angle ACE = 180° - (44° + 84°) = 180° - 128° = 52°
三角形BDCにおいて、BDC=180°(110°+52°)=180°162°=18°\angle BDC = 180° - (110° + 52°) = 180° - 162° = 18°
BAC=44°\angle BAC = 44° であり、BDC=18°\angle BDC = 18°なので、BACBDC\angle BAC \neq \angle BDCです。したがって、4点A, B, C, Dは同一円周上にありません。

3. 最終的な答え

(1) 4点A, B, C, Dは同一円周上にある。
(2) 4点A, B, C, Dは同一円周上にない。

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