3点A(2, 1), B(-2, 9), C(4, 7)を頂点とする三角形ABCの面積を求める問題です。辺ABを底辺として、直線ABの方程式、点Cと直線ABの距離d、線分ABの長さを求め、それらを用いて三角形ABCの面積Sを計算します。

幾何学三角形の面積座標平面距離直線の方程式
2025/8/3

1. 問題の内容

3点A(2, 1), B(-2, 9), C(4, 7)を頂点とする三角形ABCの面積を求める問題です。辺ABを底辺として、直線ABの方程式、点Cと直線ABの距離d、線分ABの長さを求め、それらを用いて三角形ABCの面積Sを計算します。

2. 解き方の手順

* **直線ABの方程式を求める**
まず、直線ABの傾きを計算します。
m=9122=84=2m = \frac{9-1}{-2-2} = \frac{8}{-4} = -2
次に、点A(2, 1)を通り傾き-2の直線の方程式を求めます。
y1=2(x2)y - 1 = -2(x - 2)
y1=2x+4y - 1 = -2x + 4
2x+y5=02x + y - 5 = 0
したがって、直線ABの方程式は 2x+y5=02x + y - 5 = 0 となります。
よって、エ = 2, オ = 5
* **点Cと直線ABの距離dを求める**
点(x1, y1)と直線ax + by + c = 0の距離dは、次の式で求められます。
d=ax1+by1+ca2+b2d = \frac{|ax_1 + by_1 + c|}{\sqrt{a^2 + b^2}}
点C(4, 7)と直線2x + y - 5 = 0の距離dを求めます。
d=24+17522+12=8+754+1=105=1055=25d = \frac{|2 \cdot 4 + 1 \cdot 7 - 5|}{\sqrt{2^2 + 1^2}} = \frac{|8 + 7 - 5|}{\sqrt{4 + 1}} = \frac{10}{\sqrt{5}} = \frac{10\sqrt{5}}{5} = 2\sqrt{5}
したがって、点Cと直線ABの距離dは 252\sqrt{5} となります。
よって、カ = 2, キ = 5
* **線分ABの長さを求める**
点A(2, 1)と点B(-2, 9)の距離を求めます。
AB=(22)2+(91)2=(4)2+82=16+64=80=165=45AB = \sqrt{(-2 - 2)^2 + (9 - 1)^2} = \sqrt{(-4)^2 + 8^2} = \sqrt{16 + 64} = \sqrt{80} = \sqrt{16 \cdot 5} = 4\sqrt{5}
したがって、線分ABの長さは 454\sqrt{5} となります。
よって、ク = 4, ケ = 5
* **三角形ABCの面積Sを求める**
三角形の面積は、S=12底辺高さS = \frac{1}{2} \cdot 底辺 \cdot 高さ で求められます。
S=12ABd=124525=45=20S = \frac{1}{2} \cdot AB \cdot d = \frac{1}{2} \cdot 4\sqrt{5} \cdot 2\sqrt{5} = 4 \cdot 5 = 20
したがって、三角形ABCの面積Sは20となります。
よって、コサ = 20

3. 最終的な答え

エ = 2
オ = 5
カ = 2
キ = 5
ク = 4
ケ = 5
コサ = 20

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