分数の分母を有理化し、$a + b\sqrt{3}$の形に変形したとき、$a+b$の値を求めよ。ここで、$a$と$b$は整数である。元の分数は$\frac{1-\sqrt{3}}{2+\sqrt{3}}$である。

代数学分数の有理化平方根式の計算
2025/4/5

1. 問題の内容

分数の分母を有理化し、a+b3a + b\sqrt{3}の形に変形したとき、a+ba+bの値を求めよ。ここで、aabbは整数である。元の分数は132+3\frac{1-\sqrt{3}}{2+\sqrt{3}}である。

2. 解き方の手順

まず、分母を有理化するために、分母の共役な複素数である232 - \sqrt{3}を分子と分母の両方に掛けます。
132+3=(13)(23)(2+3)(23)\frac{1-\sqrt{3}}{2+\sqrt{3}} = \frac{(1-\sqrt{3})(2-\sqrt{3})}{(2+\sqrt{3})(2-\sqrt{3})}
次に、分子と分母をそれぞれ計算します。
分子:
(13)(23)=121323+33=2323+3=533(1-\sqrt{3})(2-\sqrt{3}) = 1*2 - 1*\sqrt{3} - 2*\sqrt{3} + \sqrt{3}*\sqrt{3} = 2 - \sqrt{3} - 2\sqrt{3} + 3 = 5 - 3\sqrt{3}
分母:
(2+3)(23)=2223+2333=43=1(2+\sqrt{3})(2-\sqrt{3}) = 2*2 - 2*\sqrt{3} + 2*\sqrt{3} - \sqrt{3}*\sqrt{3} = 4 - 3 = 1
したがって、分数全体は次のようになります。
5331=533\frac{5 - 3\sqrt{3}}{1} = 5 - 3\sqrt{3}
これはa+b3a + b\sqrt{3}の形であり、a=5a = 5b=3b = -3です。
最後に、a+ba + bを計算します。
a+b=5+(3)=2a + b = 5 + (-3) = 2

3. 最終的な答え

2

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