与えられた命題の条件について、必要条件、十分条件、必要十分条件、いずれでもない、の中から適切なものを選択する問題です。具体的には、以下の4つの命題について答えます。 (1) $a > 50$ は $a > 100$ であるための( ) (2) $a^2 > b^2$ は $a > b$ であるための( ) (3) 積 $mn$ が奇数であることは、$m, n$ がともに奇数であるための( ) (4) 四角形がひし形であることは、対角線が直交するための( )
2025/7/30
1. 問題の内容
与えられた命題の条件について、必要条件、十分条件、必要十分条件、いずれでもない、の中から適切なものを選択する問題です。具体的には、以下の4つの命題について答えます。
(1) は であるための( )
(2) は であるための( )
(3) 積 が奇数であることは、 がともに奇数であるための( )
(4) 四角形がひし形であることは、対角線が直交するための( )
2. 解き方の手順
それぞれの命題について、以下の手順で考えます。
(1) は であるための( )
ならば は常に成り立つため、十分条件です。
しかし、 であっても、 とは限りません(例:)。したがって、必要条件ではありません。
したがって、十分条件。
(2) は であるための( )
であれば とは限りません(例:)。したがって、十分条件ではありません。
であっても、 とは限りません(例:)。したがって、必要条件でもありません。
したがって、いずれでもない。
(3) 積 が奇数であることは、 がともに奇数であるための( )
がともに奇数ならば、積 は奇数になります。したがって、十分条件です。
積 が奇数ならば、 と はともに奇数です。したがって、必要条件です。
したがって、必要十分条件。
(4) 四角形がひし形であることは、対角線が直交するための( )
四角形がひし形ならば、対角線は直交します。したがって、必要条件です。
対角線が直交する四角形が必ずしもひし形とは限りません (例:凧形)。したがって、十分条件ではありません。
したがって、必要条件。
3. 最終的な答え
(1) 十分条件
(2) いずれでもない
(3) 必要十分条件
(4) 必要条件