1. 問題の内容
与えられた3つの命題について、それぞれ逆、対偶、裏を求め、その真偽を判定する問題です。ただし、, , は実数とします。
2. 解き方の手順
各命題について、以下の手順で解答します。
(1) 命題の逆を述べる。
(2) 命題の対偶を述べる。
(3) 命題の裏を述べる。
(4) 命題、逆、対偶、裏の真偽を判定する。
(1) 命題: 4の倍数は2の倍数である。
* 逆: 2の倍数は4の倍数である。 (偽。例:2は2の倍数だが4の倍数ではない。)
* 対偶: 2の倍数でなければ4の倍数ではない。(真。元の命題が真なので対偶も真。)
* 裏: 4の倍数でなければ2の倍数ではない。(偽。元の命題が真なので裏は偽。)
* 真偽: 元の命題は真。
(2) 命題: ならば
* 逆: ならば (偽。例: ならば だが、 ではない。)
* 対偶: ならば (真。元の命題が真なので対偶も真。)
* 裏: ならば (偽。元の命題が真なので裏は偽。)
* 真偽: 元の命題は真。
(3) 命題: ならば 「 かつ 」
* 逆: 「 かつ 」 ならば (真)
* 対偶: 「 または 」 ならば (真。元の命題が偽なので対偶は偽。)
* 裏: ならば 「 または 」 (真)
* 真偽: 元の命題は偽。(例: ならば だが、「 かつ 」は成り立たない。)
3. 最終的な答え
(1)
* 命題: 真
* 逆: 偽
* 対偶: 真
* 裏: 偽
(2)
* 命題: 真
* 逆: 偽
* 対偶: 真
* 裏: 偽
(3)
* 命題: 偽
* 逆: 真
* 対偶: 真
* 裏: 真