与えられた命題「$x + y > a$ ならば「$x > a - b$ または $y > b$」」を、対偶を利用して証明する。ここで、$x$, $y$, $a$, $b$ は全て実数である。

代数学命題対偶不等式論理
2025/7/30

1. 問題の内容

与えられた命題「x+y>ax + y > a ならば「x>abx > a - b または y>by > b」」を、対偶を利用して証明する。ここで、xx, yy, aa, bb は全て実数である。

2. 解き方の手順

まず、与えられた命題の対偶を作る。
命題「PP ならば QQ」の対偶は「Q\overline{Q} ならば P\overline{P}」である。
ここで、PPは「x+y>ax+y > a」、そしてQQは「x>abx > a - b または y>by > b」である。
P\overline{P}は「x+yax + y \le a」である。
Q\overline{Q}は「xabx \le a - b かつ yby \le b」である。(「または」の否定は「かつ」である。)
したがって、与えられた命題の対偶は「xabx \le a - b かつ yby \le b ならば x+yax + y \le a」となる。
この対偶を証明する。
xabx \le a - b かつ yby \le b が成り立つと仮定する。
このとき、
x+y(ab)+bx + y \le (a - b) + b
x+yax + y \le a
したがって、xabx \le a - b かつ yby \le b ならば x+yax + y \le a が成り立つ。
対偶が真であるから、元の命題も真である。

3. 最終的な答え

x+y>ax + y > a ならば「x>abx > a - b または y>by > b

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