(1) の行列 (3−1−13) について: * **ステップ1:固有値を求める**
行列 A=(3−1−13) に対して、A−λI の行列式を計算し、固有方程式を解きます。ここで、I は単位行列です。 det(A−λI)=det(3−λ−1−13−λ)=(3−λ)2−(−1)2=λ2−6λ+9−1=λ2−6λ+8=(λ−2)(λ−4)=0 したがって、固有値は λ1=2 と λ2=4 です。 * **ステップ2:固有ベクトルを求める**
* λ1=2 のとき: (A−2I)v1=0 を解きます。 (1−1−11)(xy)=(00) x−y=0 より、x=y。固有ベクトル v1=(11)。 正規化すると u1=21(11)。 * λ2=4 のとき: (A−4I)v2=0 を解きます。 (−1−1−1−1)(xy)=(00) −x−y=0 より、x=−y。固有ベクトル v2=(1−1)。 正規化すると u2=21(1−1)。 * **ステップ3:直交行列を構成する**
固有ベクトルを列ベクトルとして並べた行列が直交行列となります。
P=(212121−21) この直交行列 P によって、A は対角化されます。すなわち、PTAP=(2004)となります。 (2) の行列 (166−4) について: * **ステップ1:固有値を求める**
行列 A=(166−4) に対して、A−λI の行列式を計算し、固有方程式を解きます。ここで、I は単位行列です。 det(A−λI)=det(1−λ66−4−λ)=(1−λ)(−4−λ)−36=λ2+3λ−4−36=λ2+3λ−40=(λ−5)(λ+8)=0 したがって、固有値は λ1=5 と λ2=−8 です。 * **ステップ2:固有ベクトルを求める**
* λ1=5 のとき: (A−5I)v1=0 を解きます。 (−466−9)(xy)=(00) −4x+6y=0 より、2x=3y。固有ベクトル v1=(32)。 正規化すると u1=131(32)。 * λ2=−8 のとき: (A+8I)v2=0 を解きます。 (9664)(xy)=(00) 3x+2y=0 より、2y=−3x。固有ベクトル v2=(2−3)。 正規化すると u2=131(2−3)。 * **ステップ3:直交行列を構成する**
固有ベクトルを列ベクトルとして並べた行列が直交行列となります。
P=(133132132−133) この直交行列 P によって、A は対角化されます。すなわち、PTAP=(500−8)となります。