実数 $x$ についての2つの不等式 $2x^2 - 5x - 7 \ge 0$ …① $|x - a| \le 2$ …② がある。ただし、$a$ は実数の定数とする。 (1) ①を解け。 (2) $a = 1$ のとき、②を解け。 (3) ①、②をともに満たす整数 $x$ が存在しないような $a$ の値の範囲を求めよ。
2025/7/30
はい、承知いたしました。問題を解いていきます。
**[1]**
1. 問題の内容
実数 についての2つの不等式
…①
…②
がある。ただし、 は実数の定数とする。
(1) ①を解け。
(2) のとき、②を解け。
(3) ①、②をともに満たす整数 が存在しないような の値の範囲を求めよ。
2. 解き方の手順
(1)
不等式①を解く。
よって、 または
(2)
のとき、不等式②は
(3)
不等式①の解は または
不等式②の解は
①、②をともに満たす整数 が存在しないためには、
かつ
または
かつ
となる必要がある。
前者の場合:
より
より
よって、
後者の場合:
より
より
これはありえない。
また、 が不等式②を満たさない条件と、 が不等式②を満たさない条件を考える。
より、 かつ であれば良い。
より
より
が整数値を持たないためには、との間にが入らないようにする必要がある。つまり、
かつを満たせば良い。
かつ
したがって、
3. 最終的な答え
(1) または
(2)
(3)
**[2]**
1. 問題の内容
を原点とする 平面上に円 がある。
(1) の中心の座標と半径を求めよ。
(2) 点 を中心とし、 と外接する円を とする。 の半径を求めよ。
(3) (2) の と の接点を とする。 における の接線の方程式を求めよ。また、 を中心とし、 に接する円の半径を求めよ。
2. 解き方の手順
(1)
円 の方程式を平方完成する。
よって、中心 、半径
(2)
の中心を 、 の中心を とする。
の半径を 、 の半径を とすると、
(3)
接点 は線分 を に内分する点である。
の接線は、中心 と接点 を結ぶ直線に垂直である。
傾きは
よって、接線の傾きは
接線の方程式は
原点 と直線 の距離は
したがって、原点 を中心とし、 に接する円の半径は
3. 最終的な答え
(1) 中心 、半径
(2)
(3) 接線の方程式 、半径