関数 $f(x) = \ln(1+x)$ に対して、以下の問いに答えます。 (1) $f'(x)$, $f''(x)$, $f'''(x)$ を求めます。 (2) $n$次導関数 $f^{(n)}(x) = \frac{(-1)^{n-1}(n-1)!}{(1+x)^n}$ となることを数学的帰納法で示します。 (3) $f(0)$, $f'(0)$, $f''(0)$, $f'''(0)$, $f^{(n-1)}(0)$ の値をそれぞれ求めます。 (4) マクローリンの定理 $f(x) = f(0) + f'(0)x + \frac{f''(0)}{2!}x^2 + \frac{f'''(0)}{3!}x^3 + \dots + \frac{f^{(n-1)}(0)}{(n-1)!}x^{n-1} + \frac{f^{(n)}(\theta x)}{n!}x^n$ ($0 < \theta < 1$) に(2), (3)の結果を代入し、$\ln(1+x)$ にマクローリンの定理を適用した結果を求めます。
2025/7/30
1. 問題の内容
関数 に対して、以下の問いに答えます。
(1) , , を求めます。
(2) 次導関数 となることを数学的帰納法で示します。
(3) , , , , の値をそれぞれ求めます。
(4) マクローリンの定理
()
に(2), (3)の結果を代入し、 にマクローリンの定理を適用した結果を求めます。
2. 解き方の手順
(1) 導関数の計算
(2) 数学的帰納法による証明
を数学的帰納法で示す。
(i) のとき、 となり成立。
(ii) のとき、 が成立すると仮定する。
のとき、
よって、 のときも成立。
(3) における導関数の値
(4) マクローリンの定理の適用
にマクローリンの定理を適用する。
3. 最終的な答え
(1) , ,
(2) 省略
(3) , , , ,
(4)