積の微分法則と合成関数の微分法則を使います。
積の微分法則は、2つの関数 u(x) と v(x) の積の微分が (uv)′=u′v+uv′ で与えられることを示しています。 合成関数の微分法則(連鎖律)は、ある関数 f(g(x)) の微分が f′(g(x))⋅g′(x) で与えられることを示しています。 まず、y=xcos2x を u(x)=x と v(x)=cos2x の積とみなします。 u(x)=x の微分は u′(x)=1 です。 v(x)=cos2x の微分は、連鎖律を使って求めます。 cosu の微分は −sinu であり、u=2x の微分は 2 なので、 v′(x)=−sin2x⋅2=−2sin2x です。 したがって、積の微分法則を使うと、
y' = (x \cos 2x)' = (x)' \cos 2x + x (\cos 2x)' = 1 \cdot \cos 2x + x \cdot (-2 \sin 2x)
y' = \cos 2x - 2x \sin 2x