問題は、$0 < |r| < 1$ が $-1 < r < 1$ と同値であるかどうかを問うています。

代数学不等式絶対値論理
2025/4/5

1. 問題の内容

問題は、0<r<10 < |r| < 11<r<1-1 < r < 1 と同値であるかどうかを問うています。

2. 解き方の手順

絶対値記号 r|r| の定義を思い出します。
* r0r \ge 0 のとき、r=r|r| = r
* r<0r < 0 のとき、r=r|r| = -r
与えられた不等式 0<r<10 < |r| < 1 を、上の定義に従って2つの場合に分けて考えます。
* r>0r > 0 の場合:r=r|r| = r なので、0<r<10 < r < 1 となります。
* r<0r < 0 の場合:r=r|r| = -r なので、0<r<10 < -r < 1 となります。 この不等式の各辺に 1-1 をかけると、1<r<0-1 < r < 0 となります。
したがって、rr の範囲は、0<r<10 < r < 1 または 1<r<0-1 < r < 0 となります。これを合わせると、1<r<0-1 < r < 00<r<10 < r < 1 となります。つまり、rr1-1 より大きく、11 より小さい値を取りますが、00 にはなりません。
不等式 1<r<1-1 < r < 1 は、rr1-1 より大きく、11 より小さいすべての値を取ることを意味します。これは、r=0r=0 の場合も含まれます。
0<r<10 < |r| < 1r=0r = 0 を除外するのに対し、1<r<1-1 < r < 1r=0r = 0 を含むため、これら2つの不等式は完全に同値ではありません。

3. 最終的な答え

0<r<10 < |r| < 11<r<1-1 < r < 1 ではありません。言い換えると、0<r<10 < |r| < 1 は、rr1-111 の間の値を取るが、r=0r=0 は除く、という意味です。したがって、この不等式は 1<r<0-1 < r < 0 または 0<r<10 < r < 1 と同値です。

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