底面が直角三角形、側面が長方形である三角柱ABC-DEFがある。$\angle ABC=90^\circ$, $AB=4cm$, $BC=6cm$, $AD=12cm$であり、辺AD, BE, CF上に点P, Q, Rがそれぞれ$AP=6cm$, $BQ=7cm$, $CR=3cm$となるように存在する。 (1) ねじれの位置にある辺の組み合わせを4つの選択肢の中から1つ選ぶ。 (2) 立体PQR-DEFの体積を求める。
2025/7/30
1. 問題の内容
底面が直角三角形、側面が長方形である三角柱ABC-DEFがある。, , , であり、辺AD, BE, CF上に点P, Q, Rがそれぞれ, , となるように存在する。
(1) ねじれの位置にある辺の組み合わせを4つの選択肢の中から1つ選ぶ。
(2) 立体PQR-DEFの体積を求める。
2. 解き方の手順
(1)
ねじれの位置にあるとは、同一平面上にない2つの辺のことである。
ア. 辺ABと辺BE:点Bで交わるため、同一平面上にある。
イ. 辺ACと辺DF:平行であるため、同一平面上にある。
ウ. 辺ABと辺EF:ねじれの位置にある。
エ. 辺ACと辺BC:点Cで交わるため、同一平面上にある。
したがって、ねじれの位置にある辺の組み合わせは、辺ABと辺EFである。
(2)
立体PQR-DEFの体積は、三角柱ABC-DEFの体積から三角錐A-PQRの体積を引いたものになる。
三角柱ABC-DEFの体積は、底面積×高さで計算できる。底面積は直角三角形ABCの面積なので、
高さはAD=12cmなので、三角柱ABC-DEFの体積は、
次に、三角錐A-PQRの体積を求める。三角錐A-PQRの体積は で計算できる。しかし、座標が与えられていないため、別のアプローチを取る。
三角錐A-PQRの体積は、三角錐C-PQRを考えることで求めることができる。
三角錐C-PQRの体積は、三角錐ABC-PQRの体積から三角錐ABCの体積を引くことで求める。
三角錐C-PQRの体積を直接求める。
PQを結び、△PQRを底面とする四面体PQR-Cの体積を計算する。
三角錐PQR-Cの体積は、四面体PQR-ABCの体積を計算することで求められる。
三角柱ABC-DEFから三角錐PQR-DEFの体積を求める代わりに、三角柱ABC-DEFから三角錐A-PQR、B-PQR、C-PQRを引くことを考える。
三角錐PQR-ABCの体積は、
である。
ここで, , .
, .
なので、
三角錐A-PQRの体積 = .
求める体積は .
3. 最終的な答え
(1) ウ
(2)