与えられた4つの対数関数に関する方程式または不等式を解きます。 (1) $\log_3(x+1)^2 = 2$ (2) $\log_2x + \log_2(x+7) = 3$ (3) $\log_{\frac{1}{2}}(x-1) > 2$ (4) $\log_2(x+1) + \log_2(x-2) < 2$

代数学対数対数関数不等式方程式対数の性質
2025/7/30
はい、承知いたしました。画像の数学の問題を解きます。

1. 問題の内容

与えられた4つの対数関数に関する方程式または不等式を解きます。
(1) log3(x+1)2=2\log_3(x+1)^2 = 2
(2) log2x+log2(x+7)=3\log_2x + \log_2(x+7) = 3
(3) log12(x1)>2\log_{\frac{1}{2}}(x-1) > 2
(4) log2(x+1)+log2(x2)<2\log_2(x+1) + \log_2(x-2) < 2

2. 解き方の手順

(1) log3(x+1)2=2\log_3(x+1)^2 = 2
まず、対数の性質を利用して式を整理します。
2log3x+1=22\log_3|x+1| = 2
log3x+1=1\log_3|x+1| = 1
x+1=31=3|x+1| = 3^1 = 3
x+1=3x+1 = 3 または x+1=3x+1 = -3
x=2x = 2 または x=4x = -4
(2) log2x+log2(x+7)=3\log_2x + \log_2(x+7) = 3
対数の和を積の対数に変換します。
log2(x(x+7))=3\log_2(x(x+7)) = 3
x(x+7)=23=8x(x+7) = 2^3 = 8
x2+7x8=0x^2 + 7x - 8 = 0
(x+8)(x1)=0(x+8)(x-1) = 0
x=8x = -8 または x=1x = 1
ただし、log2x\log_2xが存在するためには、x>0x>0でなければならない。したがって、x=8x=-8は不適。
よって、x=1x = 1
(3) log12(x1)>2\log_{\frac{1}{2}}(x-1) > 2
底が1より小さいので、不等号の向きが変わることに注意します。
x1<(12)2=14x-1 < (\frac{1}{2})^2 = \frac{1}{4}
x<1+14=54x < 1 + \frac{1}{4} = \frac{5}{4}
また、対数関数が存在するためには、x1>0x-1 > 0である必要があります。
x>1x > 1
したがって、1<x<541 < x < \frac{5}{4}
(4) log2(x+1)+log2(x2)<2\log_2(x+1) + \log_2(x-2) < 2
対数の和を積の対数に変換します。
log2((x+1)(x2))<2\log_2((x+1)(x-2)) < 2
(x+1)(x2)<22=4(x+1)(x-2) < 2^2 = 4
x2x2<4x^2 - x - 2 < 4
x2x6<0x^2 - x - 6 < 0
(x3)(x+2)<0(x-3)(x+2) < 0
2<x<3-2 < x < 3
対数関数が存在するためには、x+1>0x+1 > 0かつx2>0x-2 > 0である必要があります。
x>1x > -1かつx>2x > 2
したがって、x>2x > 2
よって、2<x<32 < x < 3

3. 最終的な答え

(1) x=2,4x = 2, -4
(2) x=1x = 1
(3) 1<x<541 < x < \frac{5}{4}
(4) 2<x<32 < x < 3

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