画像に写っている数学の問題のうち、以下の3問を解きます。 (3) 不等式 $|2x-3| > 1$ を解きなさい。 (4) 放物線 $y = -x^2 - 4x + 1$ の頂点の座標を求めよ。 (5) 2次不等式 $3x^2 + 5x - 12 < 0$ を解きなさい。 (6) 2次方程式 $2x^2 - 3x - m + 1 = 0$ が重解をもつとき、定数 $m$ の値を求めよ。

代数学絶対値不等式二次関数平方完成二次不等式判別式二次方程式
2025/7/31

1. 問題の内容

画像に写っている数学の問題のうち、以下の3問を解きます。
(3) 不等式 2x3>1|2x-3| > 1 を解きなさい。
(4) 放物線 y=x24x+1y = -x^2 - 4x + 1 の頂点の座標を求めよ。
(5) 2次不等式 3x2+5x12<03x^2 + 5x - 12 < 0 を解きなさい。
(6) 2次方程式 2x23xm+1=02x^2 - 3x - m + 1 = 0 が重解をもつとき、定数 mm の値を求めよ。

2. 解き方の手順

(3) 不等式 2x3>1|2x-3| > 1 を解く。
絶対値記号を外すために、場合分けを行います。
場合1: 2x302x-3 \geq 0 のとき、すなわち x32x \geq \frac{3}{2} のとき。
このとき、2x3=2x3|2x-3| = 2x-3 なので、不等式は 2x3>12x-3 > 1 となります。
これを解くと、2x>42x > 4 より、x>2x > 2 となります。
x32x \geq \frac{3}{2} かつ x>2x > 2 なので、x>2x > 2 がこの場合の解です。
場合2: 2x3<02x-3 < 0 のとき、すなわち x<32x < \frac{3}{2} のとき。
このとき、2x3=(2x3)=2x+3|2x-3| = -(2x-3) = -2x+3 なので、不等式は 2x+3>1-2x+3 > 1 となります。
これを解くと、2x>2-2x > -2 より、x<1x < 1 となります。
x<32x < \frac{3}{2} かつ x<1x < 1 なので、x<1x < 1 がこの場合の解です。
以上より、解は x<1x < 1 または x>2x > 2 となります。
(4) 放物線 y=x24x+1y = -x^2 - 4x + 1 の頂点の座標を求める。
平方完成を行います。
y=(x2+4x)+1=(x2+4x+44)+1=((x+2)24)+1=(x+2)2+4+1=(x+2)2+5y = -(x^2 + 4x) + 1 = -(x^2 + 4x + 4 - 4) + 1 = -((x+2)^2 - 4) + 1 = -(x+2)^2 + 4 + 1 = -(x+2)^2 + 5
したがって、頂点の座標は (2,5)(-2, 5) となります。
(5) 2次不等式 3x2+5x12<03x^2 + 5x - 12 < 0 を解く。
まず、3x2+5x12=03x^2 + 5x - 12 = 0 の解を求めます。
因数分解すると、 (3x4)(x+3)=0(3x-4)(x+3) = 0 となるので、x=43x = \frac{4}{3} または x=3x = -3 です。
したがって、不等式 3x2+5x12<03x^2 + 5x - 12 < 0 の解は 3<x<43-3 < x < \frac{4}{3} となります。
(6) 2次方程式 2x23xm+1=02x^2 - 3x - m + 1 = 0 が重解をもつとき、定数 mm の値を求める。
2次方程式が重解を持つ条件は、判別式 DD00 であることです。
判別式は D=b24acD = b^2 - 4ac で与えられます。
この問題では、a=2a = 2, b=3b = -3, c=m+1c = -m + 1 なので、
D=(3)24(2)(m+1)=98(m+1)=9+8m8=8m+1D = (-3)^2 - 4(2)(-m+1) = 9 - 8(-m+1) = 9 + 8m - 8 = 8m + 1
D=0D = 0 より、8m+1=08m + 1 = 0 なので、m=18m = -\frac{1}{8} となります。

3. 最終的な答え

(3) x<1x < 1 または x>2x > 2
(4) (2,5)(-2, 5)
(5) 3<x<43-3 < x < \frac{4}{3}
(6) m=18m = -\frac{1}{8}

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