与えられた3つの絶対値記号を含む式について、絶対値記号を外した形で表現する問題です。具体的には、 (1) $|x+1|$ (2) $|3x+2|$ (3) $|4-x|$ のそれぞれについて、絶対値の中身が正の場合と負の場合で場合分けを行い、絶対値記号を外します。

代数学絶対値場合分け不等式
2025/7/31

1. 問題の内容

与えられた3つの絶対値記号を含む式について、絶対値記号を外した形で表現する問題です。具体的には、
(1) x+1|x+1|
(2) 3x+2|3x+2|
(3) 4x|4-x|
のそれぞれについて、絶対値の中身が正の場合と負の場合で場合分けを行い、絶対値記号を外します。

2. 解き方の手順

絶対値記号を外すには、絶対値の中身が正の場合と負の場合で場合分けをします。
(1) x+1|x+1|の場合
* x+10x+1 \geq 0、つまりx1x \geq -1のとき、x+1=x+1|x+1| = x+1
* x+1<0x+1 < 0、つまりx<1x < -1のとき、x+1=(x+1)=x1|x+1| = -(x+1) = -x-1
(2) 3x+2|3x+2|の場合
* 3x+203x+2 \geq 0、つまりx23x \geq -\frac{2}{3}のとき、3x+2=3x+2|3x+2| = 3x+2
* 3x+2<03x+2 < 0、つまりx<23x < -\frac{2}{3}のとき、3x+2=(3x+2)=3x2|3x+2| = -(3x+2) = -3x-2
(3) 4x|4-x|の場合
* 4x04-x \geq 0、つまりx4x \leq 4のとき、4x=4x|4-x| = 4-x
* 4x<04-x < 0、つまりx>4x > 4のとき、4x=(4x)=x4|4-x| = -(4-x) = x-4

3. 最終的な答え

(1)
x1x \geq -1のとき、x+1x+1
x<1x < -1のとき、x1-x-1
(2)
x23x \geq -\frac{2}{3}のとき、3x+23x+2
x<23x < -\frac{2}{3}のとき、3x2-3x-2
(3)
x4x \leq 4のとき、4x4-x
x>4x > 4のとき、x4x-4

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