円周上に等間隔に並んだ6つの点A, B, C, D, E, Fがある。この6つの点から3つを選び、それらを頂点とする三角形をつくる。 (1) 点Aを頂点にもつ三角形は何個できるか。 (2) (1)で求めた三角形のうち、直角三角形は何個あるか。
2025/4/5
1. 問題の内容
円周上に等間隔に並んだ6つの点A, B, C, D, E, Fがある。この6つの点から3つを選び、それらを頂点とする三角形をつくる。
(1) 点Aを頂点にもつ三角形は何個できるか。
(2) (1)で求めた三角形のうち、直角三角形は何個あるか。
2. 解き方の手順
(1) 点Aを頂点に持つ三角形の数を求める。
点Aは固定されているので、残りの2つの頂点をB, C, D, E, Fの中から選ぶ必要がある。
この選び方は、5つの点から2つを選ぶ組み合わせの数となる。
組み合わせの数は で計算できる。
ここでは を計算する。
(2) (1)で求めた三角形のうち、直角三角形の数を求める。
円周上の6つの点が等間隔に並んでいるとき、円の中心を通る弦(直径)に対する円周角は直角になる。つまり、直径を斜辺とする三角形が直角三角形となる。
Aを頂点とする直角三角形を考える。
直径となるのはADを結んだ線である。
Aが固定されているので、もう一つの頂点はDとなる。
すると、残りの頂点はB, C, E, Fのいずれかとなる。
したがって、Aを頂点とする直角三角形は、ABD, ACD, AED, AFD の4つとなる。
3. 最終的な答え
(1) 10個
(2) 4個