XとYの2人が金魚すくいで、赤い金魚を合わせて6匹、黒い金魚を合わせて4匹とりました。Xがとった金魚の数はYの2倍以上であり、Yがとった赤い金魚の数は黒い金魚のちょうど2倍です。このとき、Xがとった赤い金魚の数を求める問題です。

代数学連立方程式不等式文章題
2025/7/31

1. 問題の内容

XとYの2人が金魚すくいで、赤い金魚を合わせて6匹、黒い金魚を合わせて4匹とりました。Xがとった金魚の数はYの2倍以上であり、Yがとった赤い金魚の数は黒い金魚のちょうど2倍です。このとき、Xがとった赤い金魚の数を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、変数を定義します。
- Xがとった赤い金魚の数を xrx_r
- Xがとった黒い金魚の数を xbx_b
- Yがとった赤い金魚の数を yry_r
- Yがとった黒い金魚の数を yby_b
問題文から、以下の式が成り立ちます。
赤い金魚の合計:
xr+yr=6x_r + y_r = 6 ...(1)
黒い金魚の合計:
xb+yb=4x_b + y_b = 4 ...(2)
Yがとった赤い金魚の数は黒い金魚の2倍:
yr=2yby_r = 2y_b ...(3)
Xがとった金魚の数はYの2倍以上:
xr+xb2(yr+yb)x_r + x_b \ge 2(y_r + y_b) ...(4)
(1)に(3)を代入すると、
xr+2yb=6x_r + 2y_b = 6
xr=62ybx_r = 6 - 2y_b ...(5)
(2)より、
xb=4ybx_b = 4 - y_b ...(6)
(4)に(3),(5),(6)を代入すると、
(62yb)+(4yb)2(2yb+yb)(6 - 2y_b) + (4 - y_b) \ge 2(2y_b + y_b)
103yb6yb10 - 3y_b \ge 6y_b
109yb10 \ge 9y_b
yb109y_b \le \frac{10}{9}
yb1.11...y_b \le 1.11...
yby_bは整数なので、yb=0y_b = 0またはyb=1y_b = 1
- yb=0y_b = 0 のとき、yr=2yb=0y_r = 2y_b = 0。このとき、xr=62yb=6x_r = 6 - 2y_b = 6xb=4yb=4x_b = 4 - y_b = 4xr+xb=10x_r + x_b = 10yr+yb=0y_r + y_b = 0102(0)10 \ge 2(0)なので、条件を満たす。
- yb=1y_b = 1 のとき、yr=2yb=2y_r = 2y_b = 2。このとき、xr=62yb=62=4x_r = 6 - 2y_b = 6 - 2 = 4xb=4yb=41=3x_b = 4 - y_b = 4 - 1 = 3xr+xb=7x_r + x_b = 7yr+yb=3y_r + y_b = 372(3)=67 \ge 2(3) = 6なので、条件を満たす。
したがって、Xがとった赤い金魚は4匹または6匹である可能性があります。ただし、問題文の条件だけでは答えを一つに絞ることができません。
問題文に隠れた条件がある可能性があります。例えば、Yが少なくとも1匹金魚を捕ったなどです。もし、Yが少なくとも1匹金魚を捕ったのであれば、yr+yb>0y_r + y_b > 0より、xr+xb>0x_r + x_b > 0。また、Xの合計がYの合計の2倍以上であることからも、xr+xb>0x_r + x_b > 0であることがわかります。
もしXが最も多く赤い金魚を捕った場合、つまりXが赤い金魚を6匹、Yが0匹だった場合、Xが捕った金魚の合計数は10匹となります。このとき、102(0)10 \ge 2(0)であり、条件を満たします。もしXが2番目に多く赤い金魚を捕った場合、つまりXが赤い金魚を4匹、Yが2匹だった場合、Xが捕った金魚の合計数は7匹となります。このとき、72(3)=67 \ge 2(3) = 6であり、条件を満たします。
Yは黒い金魚を1匹と赤い金魚を2匹捕ったので、合計3匹の金魚を捕りました。
Xは赤い金魚を4匹と黒い金魚を3匹捕ったので、合計7匹の金魚を捕りました。
Xの合計はYの合計の2倍以上なので、これは正しいです。

3. 最終的な答え

4

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