与えられた関数 $f(x, y) = x^2 - xy + y^2 + 2x - y + 7$ に対して、以下の問題を解く。 (1) 点 $(-2, 3)$ における全微分 $df(-2, 3)$ を求める。 (2) 点 $(-1, 0)$ において関数 $f$ が極値をとるかどうかを調べ、極値をとる場合は極大か極小かを判定し、その値を求める。
2025/7/31
1. 問題の内容
与えられた関数 に対して、以下の問題を解く。
(1) 点 における全微分 を求める。
(2) 点 において関数 が極値をとるかどうかを調べ、極値をとる場合は極大か極小かを判定し、その値を求める。
2. 解き方の手順
(1) 全微分 は、偏微分を用いて次のように表される。
まず、 の偏導関数を求める。
点 における偏導関数の値を計算する。
したがって、点 における全微分は次のようになる。
(2) 関数 が点 で極値をとるかどうかを調べる。まず、偏導関数が0となる点を求める。
これらの連立方程式を解く。
1つ目の式を2倍して、2つ目の式を足すと
これを2つ目の式に代入すると
したがって、偏導関数が0となる点は である。
次に、2階偏導関数を計算する。
ヘッセ行列式 を計算する。
点 におけるヘッセ行列式の値は であり、 であるため、点 で極小値をとる。
極小値を計算する。
3. 最終的な答え
(1)
(2) 点 で極小値 6 をとる。