$x=1$ で極大値 $5$ をとり、$x=3$ で極小値 $1$ をとる3次関数 $f(x)$ を求める。

解析学3次関数極値微分関数の決定
2025/4/5

1. 問題の内容

x=1x=1 で極大値 55 をとり、x=3x=3 で極小値 11 をとる3次関数 f(x)f(x) を求める。

2. 解き方の手順

3次関数 f(x)f(x) は一般的に f(x)=ax3+bx2+cx+df(x) = ax^3 + bx^2 + cx + d と表せる。
f(x)=3ax2+2bx+cf'(x) = 3ax^2 + 2bx + c
x=1x=1で極大値5をとるので、f(1)=5f(1) = 5 かつ f(1)=0f'(1) = 0
x=3x=3で極小値1をとるので、f(3)=1f(3) = 1 かつ f(3)=0f'(3) = 0
これより、以下の4つの式を得る。
f(1)=a+b+c+d=5f(1) = a + b + c + d = 5
f(3)=27a+9b+3c+d=1f(3) = 27a + 9b + 3c + d = 1
f(1)=3a+2b+c=0f'(1) = 3a + 2b + c = 0
f(3)=27a+6b+c=0f'(3) = 27a + 6b + c = 0
f(3)f(1)=24a+4b=0f'(3) - f'(1) = 24a + 4b = 0 より、6a+b=06a + b = 0 なので、b=6ab = -6a
f(1)=3a+2(6a)+c=0f'(1) = 3a + 2(-6a) + c = 0 より、c=9ac = 9a
f(1)=a+(6a)+9a+d=5f(1) = a + (-6a) + 9a + d = 5 より、4a+d=54a + d = 5
f(3)=27a+9(6a)+3(9a)+d=1f(3) = 27a + 9(-6a) + 3(9a) + d = 1 より、27a54a+27a+d=127a - 54a + 27a + d = 1 なので、d=1d = 1
4a+1=54a + 1 = 5 より、4a=44a = 4 なので、a=1a = 1
したがって、b=6b = -6, c=9c = 9
よって、f(x)=x36x2+9x+1f(x) = x^3 - 6x^2 + 9x + 1

3. 最終的な答え

f(x)=x36x2+9x+1f(x) = x^3 - 6x^2 + 9x + 1

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