問題118は、1個のサイコロを4回連続で投げる試行に関する確率を求める問題です。 (1) は、4回とも偶数の目が出る確率を求めます。 (2) は、少なくとも1回は偶数の目が出る確率を求めます。

確率論・統計学確率サイコロ独立試行余事象
2025/7/31
はい、承知いたしました。問題の解き方を説明します。

1. 問題の内容

問題118は、1個のサイコロを4回連続で投げる試行に関する確率を求める問題です。
(1) は、4回とも偶数の目が出る確率を求めます。
(2) は、少なくとも1回は偶数の目が出る確率を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 4回とも偶数の目が出る確率
サイコロの目は1から6まであり、偶数は2, 4, 6の3つです。したがって、1回の試行で偶数が出る確率は 3/6=1/23/6 = 1/2 です。
4回連続で偶数が出る確率は、各試行が独立であるため、各確率を掛け合わせます。
(1/2)×(1/2)×(1/2)×(1/2)=(1/2)4=1/16(1/2) \times (1/2) \times (1/2) \times (1/2) = (1/2)^4 = 1/16
(2) 少なくとも1回は偶数の目が出る確率
「少なくとも1回は偶数の目が出る」という事象の余事象は、「4回とも奇数の目が出る」という事象です。
1回の試行で奇数が出る確率は 3/6=1/23/6 = 1/2 です。
4回連続で奇数が出る確率は、 (1/2)×(1/2)×(1/2)×(1/2)=(1/2)4=1/16(1/2) \times (1/2) \times (1/2) \times (1/2) = (1/2)^4 = 1/16 です。
したがって、少なくとも1回は偶数の目が出る確率は、1から4回とも奇数が出る確率を引いたものです。
11/16=15/161 - 1/16 = 15/16

3. 最終的な答え

(1) 4回とも偶数の目が出る確率: 1/161/16
(2) 少なくとも1回は偶数の目が出る確率: 15/1615/16

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