正八面体の各面の重心を結んで内側に作った正六面体の体積が8であるとき、正八面体の1辺の長さを求めよ。

幾何学立体図形正八面体正六面体体積相似空間図形
2025/7/31

1. 問題の内容

正八面体の各面の重心を結んで内側に作った正六面体の体積が8であるとき、正八面体の1辺の長さを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、正八面体の各面の重心を結んで内側にできる正六面体の一辺の長さを求める。正六面体の体積が8なので、その一辺の長さは x3=8x^3 = 8 より x=2x = 2 である。
次に、正八面体の1辺の長さを aa とする。正八面体の各面の重心を結んでできる正六面体の一辺の長さは、正八面体の1辺の長さ aa と、正四面体の高さの関係を利用して求める。正四面体の一辺の長さが aa のとき、高さは 63a\frac{\sqrt{6}}{3}a である。
ここで、正八面体を構成する2つの四角錐を考える。それぞれの四角錐の底面は正方形で、その対角線の交点から頂点までの距離は63a\frac{\sqrt{6}}{3}aとなる。そして、正六面体の一辺の長さは四角錐の高さ方向の長さの中央部分にあたる。具体的には、正六面体の一辺の長さは、正四面体の高さ63a\frac{\sqrt{6}}{3}aから、頂点から重心までの距離13\frac{1}{3}を引いたものが2つ分なので、23a\frac{\sqrt{2}}{3} aとなる。
したがって、正六面体の一辺の長さは23a=2\frac{\sqrt{2}}{3} a = 2 となるので、これを解いて a=32a = 3\sqrt{2} である。

3. 最終的な答え

323\sqrt{2}

「幾何学」の関連問題

与えられた条件から平面の方程式を求める問題です。 (1) 点 $(1, 6, -1)$ を通り、ベクトル $\vec{n} = (2, -1, 4)$ に垂直な平面の方程式を求めます。 (2) 点 $...

平面の方程式ベクトル法線ベクトル外積
2025/8/2

円 $C: x^2 + y^2 - 6ax - 4ay + 26a - 65 = 0$ が与えられています。 (1) 円Cの中心の座標を求める。 (2) 円Cが定点A, Bを通る時、A, Bの座標を求...

座標接線方程式
2025/8/2

長方形ABCDにおいて、AB=6cm, BC=12cmである。点PはAからBへ毎秒1cmで移動し、点QはDからAへ毎秒2cmで移動する。PとQが同時に出発するとき、以下の問いに答える。 (1) $x$...

長方形面積二次方程式代数
2025/8/2

与えられた2つの1次関数のグラフを描く問題です。 (1) $y = -4x + 12$ (2) $y = \frac{1}{3}x + \frac{2}{3}$

一次関数グラフ直線のグラフ座標平面
2025/8/2

直角二等辺三角形ABCがあり、AB = BC = 6cmです。点Pは辺AB上を毎秒1cmの速さでAからBへ、点Qは辺CB上を毎秒1cmの速さでCからBへ移動します。PとQが同時に出発するとき、三角形P...

三角形面積方程式速さ直角二等辺三角形
2025/8/2

図の斜線部分の面積を求める問題です。問題は(1)と(2)の二つあります。

面積扇形三角形図形計算
2025/8/2

与えられた図形の面積と一部の辺の長さから、指定された場所の長さを求める問題です。 (1) 三角形と半円が組み合わさった図形で、三角形の高さを求めます。 (2) 台形で、下底の長さを求めます。 (3) ...

面積三角形半円台形ひし形図形
2025/8/2

与えられた5つの図形の面積をそれぞれ計算します。それぞれの図形には長さの情報が記載されています。

面積図形三角形台形ひし形扇形
2025/8/2

図において、2つの斜線部分の面積が等しいとき、$x$の値を求める問題です。円周率は3.14とします。

面積図形三角形四分円
2025/8/2

斜線部分の面積を求める問題です。斜線部分は、直角三角形から半円を引いた図形になっています。円周率は $3.14$ とします。

面積図形三角形計算
2025/8/2