問題6は、実数 $p$ を定数とする関数 $f(x) = x^2 - px + p$ の最小値を $m$ とするとき、$m$ を $p$ で表し、$m$ を最大にする $p$ の値と、そのときの $m$ の最大値を求める問題です。

代数学二次関数平方完成最大値最小値
2025/7/31

1. 問題の内容

問題6は、実数 pp を定数とする関数 f(x)=x2px+pf(x) = x^2 - px + p の最小値を mm とするとき、mmpp で表し、mm を最大にする pp の値と、そのときの mm の最大値を求める問題です。

2. 解き方の手順

関数 f(x)f(x) を平方完成します。
f(x)=x2px+p=(xp2)2p24+pf(x) = x^2 - px + p = (x - \frac{p}{2})^2 - \frac{p^2}{4} + p
よって、最小値 mmm=p24+pm = -\frac{p^2}{4} + p となります。
mm を最大にする pp の値を求めるために、mm を平方完成します。
m=14(p24p)=14((p2)24)=14(p2)2+1m = -\frac{1}{4}(p^2 - 4p) = -\frac{1}{4}((p - 2)^2 - 4) = -\frac{1}{4}(p - 2)^2 + 1
したがって、p=2p = 2 のとき、mm は最大値 11 をとります。

3. 最終的な答え

m=p24+pm = -\frac{p^2}{4} + p
p=2p = 2 のとき、mm は最大値 11 をとる。

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